12月21日、今年度の「女性学講演会」が行われました。
今年度、講師としてお招きしたのは、名古屋市にある「けやきの木保育園」園長の平松知子さん。
西遠の卒業生(第32回卒)でもあります。
「どんな自分でも大丈夫」という演題で、保育士として子供たちと向き合う日々の体験を通し、
全校生徒に向けて熱いメッセージを発信してくださいました。
平松さんは、西遠の生徒だった頃の思い出を懐かしそうに振り返り、
「人生で一番感受性の強い時間を西遠で過ごしました。入学式の入場曲であるベートーベンの曲を聴くと、今も背筋が凛とします」と語りました。
また、建学の精神「婦人の中に未来の人は眠れり」に触れ、今の仕事に就いて、この言葉の意味が分かったともお話してくださいました。
「あなたが生まれた時、あなたが幸せを運んできてくれた。人には、その人の誕生を祝っている人が必ずいる。」
「どう生きるかは自分で決めるもの。自分の中にきちんと《どう生きたいか》があればいい。人のせいにして生きるのはカッコ悪いよ。」
「今のあなたたちの輝く個性を曇らせないでください」
平松さんの言葉は生徒たちの心に深く刻まれたことでしょう。
大きな拍手の中で、生徒代表から花束が贈られました。
講演後、学校誌「友情」の取材にも快く応じてくださった平松さん。
保育について、在学中の思い出など、いろいろお話してくださいました。
その温かいお人柄に、生徒たちもすっかりファンになってしまったようです。
平松さん、後輩たちのために熱いメッセージの数々、ありがとうございました。
ますますのご活躍をお祈りいたします。