静思堂の紹介をします。
静思堂の前身の修身堂は昭和10年に建設されたものです。
岡本富郎先生が夢殿を模して建設されました。
修身堂は富郎先生、時には老校長先生が女性・人間の生きる道について説かれた精神道場でした。
その後、昭和57年に図書館新築とともに、静思堂として建設されました。
現在の静思堂は、講堂と記念グラウンドの間に平成17年に再建されたものです。
内部は、正面に“婦人の中に未来の人は眠れり”の額。
木製の椅子。
窓には障子。
背後から創始者の胸像も見守っていて、心が静まる空間となっています。
横の壁には、長崎の被爆の語り部である和田さんから贈られた“ながさきの鐘”
がかかっています。平和の尊さも感じられます。
各学年、学園長先生の静思堂指導が、この静思堂で行われています。
定期テストが終わると、中学生がクラス毎に、ここで学園長の教えを受けることになっています。
静寂な場所で、人生を静かに考える貴重な時間となっています。
文責 松本 恵美子