明日は小学校招待音楽会です。先日のブログでも紹介されていた通り小学校の皆さんを西遠に招待して音楽会を開催します。
この音楽会は今年で63回を数えます。西遠生ならだれでも知っていますが、この音楽会の歴史は太平洋戦争後までさかのぼります。浜松は太平洋戦争中に激しい空襲による被害を受けました。そのため戦争が終わっても、当時の人々は住むところから様々な生活物資に至るまで不自由な状態で、復興には時間がかかりました。しばらくして復興が進むにつれ、人々のあいだにも音楽などの文化的なことを楽しめるゆとりが少しずつ表れ始めました。しかし、空襲の被害が大きかった浜松には音楽などを発表する場所がありませんでした。そこで、空襲の被害を受けなかった西遠の大講堂が会場として使われるようになったのです。この招待音楽会は、市内の小学校がお互いに音楽を発表し合う機会として、今から63年前に始まりました。今年もこの招待音楽会が行えることをとても嬉しく思います。平和の象徴ともいえる音楽が今年も西遠の講堂に響き渡るのは、本当に幸せなことです。そんな音楽会に来てくださる小学生に少しでも気持ちよく演奏してもらい、楽しんでもらえるように今日は中学1、2年生を中心に入念に準備をしました。
気持ちよく安心して使ってもらえるように準備しました。
控室の様子です。
生徒会の生徒たちも明日の進行の打ち合わせを遅くまで行いました。
明日は小学生のすてきな演奏が聴けるのを楽しみにしています。小学生の皆さんおもてなしの心でお待ちしております。
文責 杉田 利通