西遠では、春休みの間に本や新聞記事を読んで、平和について考える作文を書きます。
(中学1年生は4月の終わりに書きます)
中学2年生は、岩波ジュニア新書『東京が燃えた日』(早乙女勝元著)を読んで、平和について改めて考えたことを作文にまとめます。
「殉難学徒慰霊式」を終え、道徳の時間に「平和」について、改めて考えました。
みんなの作文を交換して読み、お互いに感想を書きました。
「慰霊式」で感じたことを発表し合いました。
東京大空襲に関するものと、現在戦場で子どもたちが受けている精神面でのダメージについての新聞記事を読みました。
「戦争から避難してきた子どもたちが、たくさんの色鉛筆があっても黒ばかり使う」という記事を読む前に、
「みんなの心は、今何色?」と担任が質問しています。
『東京が燃えた日』の著者早乙女勝元さんが、東京大空襲への思いを語っている記事も使用させていただきました。
その中で早乙女さんはこう語っています。
次の世代のために、資料をいっぱい作りました。
活用して、平和のうちに生きる権利を守り抜いてほしい。
自分の意見をきちんと言うこと。何事も一人から始まります。その一人がいなければゼロです。
一なる声に道理と感動が伴えば、声が声につながります。
たいしたことはできませんが、私も「もうひと踏ん張り」と心しています。
早乙女さんの思いが、今後の2年生の心の中に生き続けることを願っています。
文責 長田真紀子