ダイヤモンド社刊 ダイヤモンド・セレクト2015年8月号の「都道府県別大学合格力ランキング」で、今春の進路成果に基づく本校の「大学合格力」は県西部私学では第一位、県内私学全体でも、加藤学園暁秀(公、私あわせて県内16位)、静岡双葉(同18位)に続いて第三位(同19位)にランクされました。卒業学年に6年間関わってきた教員としても、現在進学指導を担当している立場としても、たいへん嬉しいことだと感じています。
このような進学成果を支える要素はいろいろありますが、その中で地味ながら効果的だと思う慣習が「ノート指導」です。自主的に問題演習をしたノートやワークを教員に提出して、添削などの指導を受けるのです。学習に対する意識が高まる高校生になると、自分で教員に個人的にノート指導をお願いする生徒が多くなります。写真の二人も4年生。意欲的に頑張っています。教頭先生にノートをみてもらっているようです。そう。ノートの提出先は、教科担当とは限りません。学年外、教科担当以外ということはごく普通。昨年度などは、毎朝校長先生に国語の問題集を提出している6年生も何人もいました。つまり、全校の教員がこうして生徒個々の教科指導をしているのです。
ノート指導は、添削指導そのものの効果はもちろんですが、それだけではありません。教員室にノートを出しに来るときや、ノートを受け取りに来るときに、先生方との様々なやり取りができる。これも、生徒にとっては、励みになったり、大きな力になるのではないかと思います。
(文責 米倉茂樹)