催し物へようこそ(その4)

 10月8日(日)の3番目、12:00~12:30に演奏するのが琴部です。今年は「高山流水」というテーマで、2曲演奏します。

 「高山流水」には、二つの意味があります。一つは「自分を良く理解してくれる親友」。もう一つは、「人知では測りがたいほどの優れた音楽、演奏」です。昔、中国に伯牙という琴の名手がいました。彼が高山を想って弾くと、友人の鐘子期も高山を、川の流れを想って弾くと、また川を思い浮かべ、二人はとても仲が良かったのです。鐘子期が亡くなると、伯牙は悲しんで琴を壊し、二度と弾かなかったといいます。

 四月に初めて琴に触れた中学生3人、夏休みにも一生懸命練習し、(顧問の先生も手拍子をしてくれました。)かなり上手に弾けるようになりました。

今年は難しい演奏法「すくい爪」(右手親指の演奏法。普通とは逆に、爪の裏を使い、向こうから手前にすくうように弦をひきます。)がたくさんあり、スピードをあわせるのが大変でした。
 わたしたちも、両方の「高山流水」をめざして、演奏します。ぜひお越し下さい。

取材・撮影:実行委員    文責:三井 健一