今日は4年生で進路関係のイベントがふたつありました。まず,3,4時間目の「学問を識る」。大学院などに在学して,研究活動をしている卒業生をお招きして,現在取り組んでいる研究活動などについてお話をしていただきました。高校での「学び」と大学,さらに大学院での「学び,研究」の違いや,大学院でどんな力をつけることができるのか,研究の進め方など,それぞれの経験を交えたお話に,4年生は真剣に耳を傾けていました。
京都大学薬学部の松本さん。現在,薬品の副作用に関する研究をしている先輩です。薬学部=薬剤師養成学部 と単純に考えていた人には「目からウロコ」のお話をいろいろとうかがうことができたと思います。
お茶の水女子大学大学院で言語学を専攻している大庭さん。大学で英語を学ぶ,大学院で言語学として英語を研究する,というがどういうことなのか,わかりやすくお話していただきました。
聖路加国際大学の大学院で公衆衛生看護学を専攻している鈴木さんは,保健士になるための勉強,高校での学びと大学,大学院の違いを詳しくお話してくださいました。「研究する」ということと,みなさんが取り組んだ学園祭のHR展と関連付けたお話しには,気づくことも多かったことでしょう。
信州大学の大学院で臨床心理士になるための勉強をしている伊熊さん。臨床心理士になるためのさまざまな学びの内容をお話ししてくださいました。ロールプレイのような実践的なことは想像できていたと思いますが,相手の心理だけでなく「自分自身と向き合う」ことも学ぶ,というのは知らなかった人も多かったのではないでしょうか。
さて,今回の「学問を識る」もそうですが,西遠では,いろいろな機会に卒業生が在校生にお話しをしに来てくれます。お願いをすると,快く引き受けてくれて,在校生のためにとても良い準備をしてくれる卒業生のみなさん。このような卒業生は,私たちにとってありがたく,また大切な存在です。
<文責:米倉茂樹>