本日は今年度最終登校日です。午前中が終業式として中学1,2年生と高校1,2年生が平成29年度の締めくくりをしました。そして午後が中学3年生の中学修了式でした。西遠は中高一貫校ですので中学では卒業式とは言わず,修了式としてこれまでの中学3年間を振り返るとともに,高校生活への新たな決意をする大切な節目の式となります。
代表生徒の作文には,ホームルーム展という大きな行事に責任者として挑んだ自分が,どれだけ仲間に支えられていたかという振り返りや,部活動を通して,仲間と切磋琢磨し合い顧問の先生についていくことで自分自身を成長させることができたという貴重な経験を語る内容があり,中学3年間の締めくくりにふさわしいとても印象的なものでした。
中学の3年間というのは本当に様々なことがあり,たくさんの壁を乗り越えてきたことでしょう。まだまだ上手にコミュニケーションがとれず,仲間とぶつかり合って傷ついたり,大きな不安やプレッシャーとも戦ってきたことでしょう。しかし,障壁が大きければ大きいほど,より大きな成長をしてきたことと思います。そしてその成長をお互いに喜び合える仲間が隣にいることに,きっとしばらくして気がつき,あたたかい気持ちになることでしょう。
修了式の最後で歌った「友情の歌」はそんな生徒たちの誇らしげな気持ちを奏で,それを支えてくれた保護者の方々,そして教員たちを包み込むように講堂内に響いていました。中にはその歌詞をかみしめるように目に涙を浮かべる生徒もいました。
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くじけそうになったら 目を閉じて思い出してみて
どんな つらい事も 共に乗り越えたころを
時が過ぎ 思い出が 色あせる日がきても
私たち いつまでも 友達で いようね
友達で いようね
高校というあらたなステージでの更なる活躍を大いに期待したいと思います。中学3年生に皆さん,そして保護者の皆様,中学修了おめでとうございます。
中学3年生の門出を祝うかのように学園の桜も咲き始めました。
文責 杉田 利通