卒業生で静岡県立大学に在籍している松本さんから、西遠の生徒にインドネシアの高校生と手紙のやり取りをしてほしいという依頼がありました。彼女は現在、外務省の日本語パートナーズ派遣事業に参加しており、すでに1年近くインドネシアの高校にいます。この日本語パートナーズとはASEAN諸国の中学・高校などで文字通り先生や生徒の“パートナー”として行動し、現地の日本語の先生のアシスタントとして授業をサポートするほか、教室内外で生徒たちの日本語での会話のパートナー役を務めたり、地域の人たちに日本語と日本文化の魅力を伝える交流活動を行ったりする日本とアジアを結ぶ文化交流政策のひとつです。
インドネシアの高校では、日本語を学びたい生徒や日本に関心のある生徒はとても多いのですが、なかなか直接日本語を使ってやり取りをする機会がないそうです。日本語の授業のモチベーションを上げるためにも、西遠の生徒と手紙の交換をしてみたいということでした。そこで西遠の2年生、4年生、5年生が協力してインドネシアの高校生から来た手紙に、返事を書いて送りました。これはその西遠生の書いた手紙を受け取り、とても喜んでくれているインドネシアの高校生たちの写真です。
西遠ではオーストラリア研修・カナダ研修・留学生の受け入れ・交換留学など様々な国際交流の場面が用意されています。これからは英語圏だけの交流や体験にとどまらず、アジア諸国の同世代との交流や体験がますます重要になってくるでしょう。この手紙がそのきっかけのひとつとなり西遠からもっと様々な国や地域へと国際交流の輪が広がっていくことでしょう。
海外へ果敢にチャレンジする西遠生を応援しています。
文責 杉田 利通