聖書贈呈式

 本日、4年生の朝の学年集会で、聖書の贈呈式が行われました。

 本学園では、毎年4年生(高校1年生)全員に日本国際ギデオン協会から聖書を頂きます。例年は6月頃に行われる贈呈式ですが、今年は新型コロナの影響でこの時期となりました。

     

 まず始めに、学校長より、なぜクリスチャンの学校ではない本学園で聖書の贈呈が行われるのか、その意義についてのお話がありました。世界中で読み継がれている聖書に触れることは、様々な考え方・価値観・哲学を知る第一歩であり、教養を高めることに繋がります。また、学園長先生によって行われる静思堂指導でも、高校生になると世界の宗教についてお話してくださるということでした。

 本日お話してくださったのは、一般財団法人日本国際ギデオン協会の西村様です。ギデオン協会とはアメリカに本拠地があり、世界中の学校・病院・ホテル等へ聖書を無料贈呈している団体です。年間9000万冊ほど贈呈しているとのことでした。                                                             西村様は、海外でのお仕事経験も豊富で、約30年間で世界20か国ほどに滞在した経験をお持ちだそうですが、どこへ行っても聖書の話ができると、よりよい信頼関係を築くことができたとおっしゃっていました。聖書は宗教書としてだけでなく、様々な場面で引用されたり、文学・絵画や音楽のモチーフとなったりしていますので、読んでいると人生を豊かにしてくれるものだということも伝えてくださいました。また、池上彰氏やお笑い芸人の中田敦彦氏も聖書を取り上げていることを紹介してくださるなど、生徒が身近に感じられるような話題も織り交ぜてお話をしてくださいました。

 最後に聖書を贈呈していただきました。                                                               教室で4年生全員が聖書を手にしたことと思いますので、是非一度、世界一のベストセラーを読んでみて欲しいと思います。そして、これをきっかけに、他の宗教にも興味を持ち、世界にはどんな考え方の基盤を持って生きている人がいるのかに思いを馳せることができるとよいですね。

文責:藤井