中学2年生は、先週から「確率」の勉強に入りました。
確率とは、ことがらの起こりやすさの程度を数で表すことです。
「サイコロを1回転がして、1の目が出る確率はいくつ?」と聞くと、大抵の人は「それはもちろん1/6です!」と自信を持って答えます。そこで、本当にそうなのか、実験をしてみる事にしました。
また、「ペットボトルキャップの横が出る確率はいくつ?」も、実験をして調べました。こちらは、サイコロと違って、やってみなければ分かりません。このように、やってみなければ分からない確率を統計的確率といいます。(予想できるサイコロの方は、数学的確率といいます)
真剣な表情で、実験を繰り返します。
「たくさんやった方がいいよね?」というつぶやきもあります。その通りです。それを「大数の法則」と言います。
実験の結果は、授業の中でグラフにまとめました。
そして、サイコロの1の目が出る確率は、実験データを増やしたところ、1/6に近づき、0.167(小数第四位を四捨五入)となりました。
サイコロは、紀元前から存在するもの、ペットボトルキャップは1970年代以降のものです。
時間的にはかなりの差のあるものを対象にしての実験となりました。
中学で勉強する確率は、高校になると、より深い学びとなって、どんどん数学の世界が広がっていきます。
文責 杉山智子