本日3月3日は学園の115回目の創立記念日です。コロナ禍のため午前中に高校生、午後に中学生と分散して創立記念式を行いました。昨年はコロナウイルス感染拡大防止のため、この記念式自体実施することができませんでしたので、こうした式典ができ、皆でお祝いができることがとても貴重なことだと改めて感じる1日でした。もちろんコロナ禍で、来賓を招いたり創立讃歌などの斉唱をしたりなどはできませんでしたが、中学1,2年生や高校から入学した生徒にとっては初めての創立記念式であり、学園の歴史やこれまでの歩みを改めて振り返り、学園への親しみや学園を誇りに思う気持ちが増した生徒も多かったと思います。
高校の生徒会長からは、115年という長い時間、あまたの苦難を乗り越えて西遠の伝統を作り上げてきた先輩方への感謝とともに、伝統ある西遠でたくさんの経験をし、今年度のような苦難を乗り越えられる私達なら、これからの苦難も乗り越えて人生を楽しんでいけるでしょうという力強い言葉がありました。
創立記念式のあとは、記念コンサートが行われました。今年は、本学園の卒業生でもあり琴部の講師でもある長尾早苗先生による箏のコンサートでした。お正月に必ず耳にする「春の海」など馴染み深い曲もあり、和楽器独特の魅力を堪能する時間でした。
コロナウイルスに苦しめられた1年でしたが、こうした中だからこそチャレンジした新しい試みや体験により、またひとつ西遠の歴史のページが増えたと感じます。
文責 杉田 利通