グローバルハイスクールの取り組み

令和2年度 静岡県グローバルハイスクール研究指定事業 報告書

 昨年度(令和2年度)より静岡県グローバルハイスクール研究指定校として、これまで以上に国際理解教育に力を入れています。現在も続く新型コロナウイルスによる世界的なパンデミックのせいで、海外留学や海外研修ができない状態ながら、ICTを活用した国際交流や世界に向けて発信することを目的とした課題探求活動を続けいています。こちらはその令和2年度の取り組みをまとめた報告書です。

 これまでも、この公式ブログ、校長ブログで紹介してきましたが、去る6月25日(金)に行われた第1回西遠国際カンファレンスで、全校生徒・全教員がこれからの新しい国際交流や国際理解教育について考え、それぞれの意見を出し合いました。国際交流に積極的な意見ばかりで、今年度が楽しみです。今後、カンファレンスで出てきた意見をもとに、令和3年度の新しい国際教育プログラムを進めていきます。

 これまで国際交流というと「海外研修」「海外留学」「インバウンド留学生の受け入れ」が当たり前だと考えていましたが、ICTを活用したことで、昨年1年間でこれまでにない多くの国際交流活動を行い、英語のスキルアップに加え、国際理解への意識を高めることができました。今年度の目標は「コラボレーション効果を高める」ことです。探究活動や国際交流に対しては、学習効果が高い一方で生徒に時間的な負担・作業負担がかかります。その負担を軽減しつつ、中身の濃い充実したものにするため、普段の学習とのリンクや、適切な分担を進めることで、コラボレーション効果を高めていくことが重要です。まずはテーマが決まり本格的に動き出そうとしているホームルーム展での探究活動から取り組んでいきます。

 今年度の学園祭・ホームルーム展をぜひ楽しみにしていてください。

文責 杉田 利通