6月26日~7月11日に掛けて令和3年度浜松市中学校夏季総合体育大会バレーボール競技の部が市内中学校会場において実施されました。
本校チームは、予選リーグから順調に勝ち上がり、準決勝では大型センターエース2人を擁する浜北北部中学校と対戦しました。
1セット目は、中盤までお互い試合の流れを掴めずシーソーゲームが続きます。終盤になり本校チームの緩急を使った攻撃とサーブが効果的に決まりこのセットを取ります。2セット目は、序盤から相手チームの勢いのあるサーブとセンター攻撃に完全に押されミスを連発します。「勢い」という追い風に乗った浜北北部中の怒涛の攻撃は凄みを増すばかりで連続失点が止まりません。「心技体」が未完成の若いチームには、この勢いを止める術はありませんでした。あっさり2セット目を落とします。3セット目も相手チームの勢いは止まらず序盤から劣勢が続きます。それでも、必死に粘りゲームは終盤を迎えます。しかし、最後まで簡単なミスを修正できず、ゲームの流れを掴むことなくフルセットで負けてしまいました。
中体連夏季大会では、心技体のすべての面で「全員で徹底して作ってきたもの」がチームの「軸」となります。そして、その「軸」は、絶体絶命の苦しい場面ではチームに「安定」をもたらし、流れを掴んだチャンスの場面では「勢い」を与えてくれます。この敗戦を受けて改めて「日々の軸作り」の大切さを私も生徒たちも実感することができました。プラスに考えればこの敗戦でチームも個人も大きく成長できるチャンスだと思っています。
7月28日から開催される県大会では、勢いと安定と輝きを取り戻した「声と笑顔の全力バレー」を披露できるように万全の準備で大会に臨みたいと思います。引き続き応援宜しくお願い致します。
文責 中村智広