秋の宝物 ~ぎんなん~

 8月30日のブログでも紹介されていましたが、西遠にはイチョウの木があります。その木がある場所はイチョウ広場と言われていますし、実もたくさん落ちているので西遠の生徒なら皆が知っている存在です。踏んでしまうと強烈なにおいを放つので、皆で気を付けて歩いています。

 そんなイチョウの実ですが、私には宝物に見えてしまうのです。その中の実を一つ取り出して剥いてみると、中からぎんなんが出てきます。(直接触ると肌が弱い人は荒れてしまう可能性があるので、ビニール手袋を着用することをお勧めします。)ここのところ、何年もこのぎんなんをいただくという恩恵を受けていますが、木の成長と共に実がだんだんと大きくなり、いまはとても立派な実がなります。

 

殻を割る専用の器具もありますが、ネットではマグカップの底を打ち付けて割る、という荒技も紹介されていました。(逆にマグカップが割れちゃいそうですよね。)

加熱すると、不透明な黄色から黄緑、翡翠色などに変化し、とてもきれいです。

そのまま炒めて塩をふってもいいですし、茶わん蒸しに入れるのも定番です。

さらには、厚地の茶封筒に殻付きのまま20粒くらいと塩を少し入れ、レンジで1分加熱するという裏技もあるようです。

実は、正門を入ったところにも実がなるイチョウがあるのです。知っていましたか?ただ、こちらのイチョウはまだ若く、実も小さめです。

明日は久しぶりの登校日となるので、皆さんに会えるのがとても楽しみです。イチョウ広場を歩く時は、実をしっかりとよけて歩きながらも、その中のぎんなんに思いを馳せてみてくださいね。

文責 藤田亜子