化石からわかること(示準化石と示相化石)

本日の中1の理科の授業で,化石について勉強しました。

広い範囲で生活し,短期間に栄えて絶滅した生物の化石を示準化石といい,地層が堆積した年代を決めるのに役立ちます。示準化石などをもとに区分された地球の歴史の時代区分を地質年代といいます。また,限られた環境で生活している生物の化石のことを示相化石といい,地層が堆積した当時の環境を知ることができます。

本校の理科室にはこうした示準化石や示相化石がいくつもあります。

今日はその中から何種類か紹介したいと思います。

これは中生代( 2億5100万年前~6600万年前 )の植物の化石です。おそらくブナの葉の化石で,この当時の気温はやや寒冷であったことが分かります。

これはサンヨウチュウの化石で,地層が堆積した年代が古生代でおよそ5憶4200万年前~2億5100万年前であることが分かります。

これはアンモナイトの化石です。アンモナイトは中生代に栄えていた生物です。

これは中生代の爬虫類の化石です。

これはナウマンゾウの臼歯の化石です。ナウマンゾウはおよそ260万年前くらいに栄えていた生物です。

最後にサンゴの化石です。若干気持ち悪いと感じる人がいるかもしれません。(私は苦手ですが,きれいだと言う先生もいました。)サンゴは暖かい浅い海に生息する生物です。

文責:塩澤賢志