6月25日~7月3日に掛けて令和4年度浜松市中学校総合体育大会バレーボール競技の部が雄踏総合体育館を中心に開催されました。
本校チームは、予選から順調に勝ち上がり決勝戦では、浜北北部中学校と対戦しました。新人戦から何度も対戦している相手でお互いに手の内を知り尽くしているチームです。1セット目の序盤は、本校チームの攻守のバランスが良くリードする展開で試合が進みます。しかし、試合中盤から簡単なミスが続き流れが相手に移ります。じりじりと追い上げられ、ついに終盤でつかまります。タイムアウトで頭と心を整えます。なかなか苦しい展開ですが、この苦しい場面を乗り越えなければこの先の大会で勝ち上がることはできません。本校チームは、昨年度の準決勝でも浜北北部中学校と対戦し同じ展開で逆転負けを喫しています。このまま勢いに押されてこのセットを落としてしまうのか…粘りました。全力で粘りました。3年生を中心にコートもベンチもスタンドも必死に燃えました。最後は、どんな展開でこのセットを取ったか覚えていませんが25-23でコートチェンジです。
2セット目も序盤から本校チームがリードする展開で試合が進みます。一気に試合を決めたいところですが、お決まりのようにミスを連発して流れが相手に移ります。予想はしていましたが、相手エースの強烈なスパイクと高いブロックに苦しみます。浜北北部中も相当練習してきたことが想像できます。そう簡単には勝たせてもらえません。「苦は楽の種」練習時によく使う言葉です。夏の大会は、苦しい展開を経験し、対応力を身につけることで個人とチームが力強く、粘り強く成長していきます。終盤で見せた生徒たちの対応力は、素晴らしいものでした。ピンチサーバーも自分の仕事をしっかりとやり抜き相手に流れを渡しません。そして、最後まで集中力を切らさず「声と笑顔の全力バレー」をやり抜くことができました。25-21で試合を決め5年ぶりの優勝です。
今大会から応援の上限人数が変更となり、多くの方々に生徒たちの「頑張り」をライブで見てもらうことができました。本当に嬉しく思います。映像からは伝わりにくい会場の温度感、緊迫感、達成感など生徒と保護者が一緒に共感できたことが本当に良かったです。
県大会は、7月27日~29日に「このはなアリーナ」で開催予定です。「声と笑顔の全力バレー」に磨きをかけて優勝目指して頑張ります。引き続き熱い応援を宜しくお願い致します。
文責 中村智広