中学バレー部 東海大会出場

8月9・10日に岡崎市中央総合体育館で令和4年度東海中学校総合体育大会バレーボール大会が実施されました。本校チームは、平成29年度以来の5年ぶり7回目の出場となります。

1回戦は、三重県第2代表の嬉野中学校と対戦しました。過去の大会で何度も対戦している強豪校です。1セット目の序盤から本校チームの緩急を使った攻撃が決まります。相手も高いブロックからチャンスを作りコンビバレーで対抗します。中盤から一気に引き離したいところですが、相手の強烈なサーブとコンビバレーに苦しみます。終盤は、接戦となり集中力と攻守の連動が切れた方が失点する展開となりました。それでも、最後まで粘りに粘って27-25でこのセットを取ります。

2セット目も試合の展開は変わりません。嬉野中の攻撃型コンビバレー対西遠中の守備型つなぎのバレーです。ゲームの流れは行ったり来たりシーソーゲームが続きます。各県を勝ち上がって来たプライドとコロナに負けず地道に作り上げてきた独自のバレーがぶつかり合います。少しも気の抜けない高いレベルのラリーとなりました。ゲームも終盤を迎え両チームともにベンチとスタンドの応援に熱が入ります。最後は、25-21で何とか逃げ切り2回戦進出です。

2回戦の相手は前年度の覇者で愛知県第1代表の東陽中学校です。今年も大本命のチームです。試合序盤から自分たちの持てる力を出し切り全力で挑みました。しかし、東陽中の壁は高く厚くストレートで完敗です。全国大会出場を目標に戦い続けてきた今年のチームの夏がここで終了となりました。

世界がコロナで一変した春に入学してきた3年生7人。振り返れば常に「規制」という縛りの中で準備と本番を少ない人数で乗り切ってきました。「最後の夏は全員で絶対に輝く」6月からこの思いだけで調整をしてきました。生徒達は、市内大会、県大会、東海大会と一生懸命やってくれました。個々がそれぞれの持ち場で個性ある輝きを放ったと思います。

1つ上の学年は、部員0人。そんな状況下で西遠に入学して西遠バレーにプライドを持って全力で取り組み、最後まで「声と笑顔の全力バレー」をやり抜いてくれた3年生7人と保護者の皆様には感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。 7人が必死に守り抜いた「声と笑顔の全力バレー」は、しっかりと後輩たちに届いていますよ。本当にありがとう。

文責 中村智広