今年度、天文地学部から名前が変わり、パワーアップした自然科学部。先日行われた簡単で不思議な実験を少しだけ紹介します。
写真の石、これは石灰石と呼ばれ、貝殻やサンゴの骨格をつくる炭酸カルシウムが多くふくまれています。これをくだいてガスバーナーの炎を当てて熱してみましょう!
炎を当てると… 赤く輝いた!
赤く輝きながら燃えました。なんとこの輝きは昔の照明にも利用されていたのだそう。
このまま炎を当て続けると表面が白くなり、生石灰(酸化カルシウム)という物質に変化します。今度は生石灰に水を加えてみましょう。
酸化カルシウムに水を入れると… 煙も上がり、温度は70 ℃越え! 最後は消石灰を段ボールにぬりぬり…
シュッ~~と煙と音をあげて、生石灰はみるみる灰のようになり、消石灰(水酸化カルシウム)という物質に変化しました。この化学反応は、ひもを引っ張るとあたたかくなる加熱式お弁当で使われているものです。身近にあふれる自然科学の原理を知ると賢くなった気分になりますね(きっと賢くなったはず!)。
このように、西遠では自然科学を楽しく学ぶことができますが、皆さんもその楽しさ、体験してみませんか?
ということで、突然ですが… ここで、自然科学に親しむことができるイベントの紹介!!
12/17 (土) 17:30~ 小学生対象の星空教室と天体観測会を行います。
普段なかなか体験できない夜の学校と、浜松市内で2番目に大きな天文台での天体観測が同時に楽しめます。このイベントに参加してステキな夜を過ごし、少し特別な12月にしてみませんか?
詳しくは以下のチラシをご覧ください。 御参加お待ちしております。
文責 青島諒太郎