アンネのバラが咲いた(校長ブログ)ということでローズガーデンをのぞいてみました。
GWごろには様々な薔薇が咲いて華やかな雰囲気になることでしょう。
いちょう広場のときめき花壇、図書館下の躑躅(ツツジ)も綺麗です。
花水木(ハナミズキ)は終わりに近づきました。小手毬(コデマリ)は可憐な花をつけています。
南館の入り口にもしばらく前から花壇ができました。6年生の癒しになっています。
奥の紫陽花(アジサイ)には花芽ができています。
さて、ローズガーデンで、もう1本花をつけている木がありました。何の木でしょうか?
6年生の授業では問題演習の時間も多くなり、教える側も毎日入試問題と格闘しています。
国語の小説や詩エッセイは共通テストや文学部の受験以外ではあまり出題されませんが、
問題を解きながら思わずぐいっと引き込まれてしまう文章に出会うこともあります。
先日も共通テスト対策の詩とエッセイの融合問題の中で、次の言葉に出会いました。
「絶望の虚妄なること まさに希望に相同じい」(シャンドル:竹内好訳)
エッセイでは「絶望も虚妄、希望も虚妄、それでも人は生きていけるし、生きていかねばならない。そして、絶望の中にあってこそかえって人はそういう生き方にめざめるのではないか。生きつづけるには、絶望を虚妄だととらえかえす精神の強さが必要なのだ。」とありました。
この言葉を高校3年生はどのように受けとめるのでしょうか。
さて、さきほどのローズガーデンの花の木は「すだち(酢橘)」でした。すだちの実がなるのも楽しみです。
文責 市川 寧