母親学級では9月講座として,「手話講座」を開催しました。
講師としてお迎えしたのは浜松ろうあ協会から笠原久二子先生,浜松市登録手話通訳者協会から三浦玲子先生です。
まず,笠原先生がご自分の体験から,耳が聞こえないということはどういうことなのかというところから分かり易く説明してくださいました。以前は手話を使うことは良くないとされており,学校教育の場では禁止され,口話や筆談,身振り手振りを使っていた時期もあったそうです。聾学校時代には発声の仕組みの訓練を重ねたことなどご努力をされたお話も伺いました。
そのあとは,皆さんで手話の練習をしました。日常の挨拶を教えていただきました。
それから自分の苗字を手話で伝える練習をペアで行いました。 例えば「中村」の「中」,「織田」の「織る」など漢字の意味にのっとって手話の形が決められていて興味深かったです。
受講生の皆さんはほとんどが今回が初めての手話体験でしたが,「手話は言語である」という認識を深め,耳の聞こえない方々との共存に大いに積極的になることができ,非常に有意義な講座となりました。
文責:渥美敦子