中学バレー部 夢の舞台へ

8月22~25日に第54回全日本中学校バレーボール選手権大会が福井県のセーレン・ドリームアリーナを中心に開催されました。本校チームは、7年ぶり5回目の出場となります。開会式では、周りの大柄な選手たちに圧倒されながらも主将を先頭にしっかりと入場行進をすることが出来ました。とても誇らしく全国出場を実感する瞬間です。

予選リーグでは、長崎県代表の諫早中学校と対戦しました。技術面と体力面でかなり高いレベルで作り上げられた素晴らしいチームです。

試合が始まり、いろいろなことに驚かされます。経験したことのない高さから打ち込まれる強烈なボール。厳しいコースを狙い続ける正確で鋭いスパイク。1本目が崩れても2本目で修正するパス力。絶対に通さない意志を持った高いブロック等々、全国のレベルを目の前で体感することが出来ました。試合は0-2で敗北。レベルの差は歴然でしたが、練習してきたことが通用した場面もありました。本当に良い経験をさせてもらったと思います。

午後の敗者復活戦では、富山県代表の堀川中学校と対戦しました。コンビバレーで全国まで勝ち上がって来たチームです。

攻撃型の速いバレー対守備型のゆったりバレーの戦いとなりました。軍配は攻撃型の堀川中学校に上がります。善戦しましたが、0-2で全国の夢舞台は終了となりました。

全国まで「声と笑顔の全力バレー」を貫いて戦ってきましたが、このチームもついに終わりも迎えます。

6月の市内大会から始まり県大会、東海大会、全国大会と保護者も含めて全員で戦ってきました。なかなか経験することの出来ない全力の夏だったと思います。そして、多くの方々に支えられ、多くの方々から熱い応援を頂いた夏でした。本当にありがとうございました。

学校に戻り恒例の儀式が始まります。「さよならワンマン」です。3年生3人には、感謝の思いしかありません。部員不足の合同チームの時からよく練習をし、よく声を出し、よく笑いました。そして、多くの下級生にも恵まれて一生懸命にチーム作りに取り組み、最後まで「声と笑顔の全力バレー」を貫いてくれました。その姿勢で下級生たちを全国大会まで引っ張ってくれたと思います。本当にありがとう。

文責 中村智広