戦後80年 成長する「クスノキ」

先日パソコンに保存してある画像を整理していたところ、懐かしい画像が出てきました。

この写真は、2006年(平成18年)担当していた学年の九州研修旅行に際し、長崎での平和対話集会講師である語り部の和田耕一さまへ贈らせていただいた「西遠で育つ被爆クスノキ」の写真です。
さかのぼること4年、2002年に高2の研修旅行が九州から近畿中国方面に変更になったため、それまで長年にわたって長崎での対話集会の講師をしていただいていた和田さまに西遠にお越しいただき「殉難学徒慰霊式」でお話しいただきました。この時に和田さまからからいただいたクスノキをペリカン池のそばに平和を祈念して植樹しました。

2002.7「友情」218号記事

2006年に研修旅行が九州に変更、和田さまとの対話集会も再開することとなり、元気に育っているクスノキの写真をお渡ししたのでした。

2006.12「友情」235号記事

和田さまには2016年まで対話集会の講師をしていただき、多くの生徒たちの平和についての願いを新たにする大切な機会となっていました。
今年は戦後80年。長崎市にある山王神社で被爆した二本のクスノキの種子から育てられた第1号とされるこのクスノキは浜松の地で生徒たちを見守りながらすくすくと成長しています。

文責 市川寧