学校長のごあいさつ

自ら考え、動くことが求められる時代、西遠は「未来を拓く女性」を育てます。

女性が幸福に人生を歩むために必要なことは何か。答えは一つではありません。「正答が一つではない問い」に果敢に挑み、自ら解決していく姿勢が、今、私たちに求められています。自らの手で社会と自身の未来を能動的に切り拓く、そんな「未来を拓く女性」を、西遠女子学園は育成します。
10代の多感な時期に、どんな出会いをし、どんな経験を積むかは、その人の価値観に多大な影響を与え、将来の道の決定にもつながります。西遠では、思春期の「心の成長」を分断することなく、女子の特性を最大限に生かした学習指導や、ジェンダーバイアスに縛られずのびのび過ごせる環境で、一人一人が個性や可能性を伸ばし、大きく成長します。

西遠伝統の「入寮」で学ぶ作法指導は、相手を想い自らを律する姿勢を育てます。20年の歴史を持つ「中学3年オーストラリア研修旅行」を中心とした国際教育プログラムは、生徒の視野を大きく広げ、多様性を認めた人間関係を構築する礎となっています。半年かけてクラスで研究展示を作り上げる「学園祭ＨＲ展」や、創作ダンスを競う「パフォーマンス大会」など、西遠独自の行事で行われる課題探究型学習は、社会で必要とされる21世紀型スキルを身につけることができるものです。
建学の精神「婦人の中に未来の人は眠れり」を支柱とし、西遠は常に伝統を更新し、未来を担う人材を育ててまいりました。ここ西遠で、本人やご家族の想像以上に、お嬢さんの可能性は花開きます。12歳で入学した小さな淑女たちが、やがて地域から世界までそれぞれの場所で輝く女性へと成長していく過程を、どうぞ西遠で実感してください。