討論を見学

高校1年生になると始まる土曜プログラムが「LHR(ロングホームルーム)」です。
私も高校時代いろんなテーマを話し合ったなあ…。
というぐらい昔からある(!)歴史の長いLHR。
ひとつのテーマについて、担当グループが下調べをし、進行する「クラス討論会」です。
因みに、オオバがいまだに自分の高校時代のLHRテーマで覚えているのは、「専業主婦か仕事を持つべきか」とか「安楽死」についてですね。
時事問題や、「ディズニーランドについて考える」「結婚式について」なんていう興味津々のテーマまで、生徒が年間で話し合うテーマを決めて、日程を決め、グループを割り振って、企画運営するのです。
と言っても、いきなり4年生に「やってごらん」というのでは、方法も様子も分かりません。
そこで、西遠ではこれまた伝統的に、4月初めに先輩が「LHRとはこうやるのだよ」というお手本を後輩に見せてくれます。
それが、本日行われた『公開LHR』でした。
今年は、高校2年雪組の皆さんが、LHRを高校1年生たちに公開してくれたのです。
テーマは、「夫婦別姓について」。
授業開始直前、先生と司会者たちの打ち合わせ。

この日のために、担当グループのメンバーはアンケートを取ったり新聞記事を探したりしました。
短い準備期間でしたが、みんな一生懸命準備したそうです。
今日は、司会、ノート書記、黒板係として活躍します。
「夫婦別姓に賛成ですか?反対ですか?」
次々手が挙がります。

発表も大きな声で。


黒板係も臨機応変に意見をまとめてくれます。

話し合いも和やかに、活発に。

さて、見学した高1の代表者たちは、どんな刺激を受けたでしょう。
先輩の活発な意見交換を見て、
また、下調べをして用意したプリントやアンケートを読んで、
司会や記録係の働きぶりを見て、
…大いに影響を受けたことと思います。
これから各クラス、年間に扱うテーマ決めをし、いよいよLHR始動です。
自分の意見を人に伝えること、人の意見をじっくり聞くこと、テーマについて考えを深めること、…とても大事な学習が土曜日にも行われています。