皆さん、この週末はいかがお過ごしでしたか?
生徒の皆さんは、ようやく定期試験が終わって、羽を伸ばした土日だったでしょうか。
学年によっては、体外模試にチャレンジした週末だったと思います。
部活動も試合や練習があり、テスト後の本格始動というところもあったことでしょう。
そんな中で、高校バスケット部の県大会ベスト8のニュースが入ってきました。
強豪ひしめく中、西遠バスケ部堂々のベスト8、
部員の皆さんおめでとうございます。
保護者の皆様も、さぞお喜びのことでしょう。
6年生は、この大会を持って引退。
ボールを追いかけてコートを走り回り、汗と涙の練習の日日、本当にお疲れ様でした。
よく頑張ったね!
公式ブログの記事も、是非お読みください。
私は、この週末、動員学徒の中で5月19日の空襲の際、奇跡的に生還されたという大杉様のお見舞いに行ってまいりました。
市内の病院に入院中の大杉様は、
初めてお目にかかる私に、
71年前の空襲の時のお話をしてくださいました。
鈴木織機の工場で働いていた昭和20年5月19日、空襲警報が鳴り、
防空壕に10人ずつ2組が入って、
みんなで「おかあさん」「おかあさん」と叫んでいたこと。
そのあとの記憶はなく、
次に気付いた時は、白いカーテンの引かれた病室であったこと。
お姉さんに「さっきの空襲はどうなったの?」と聞くと、
「空襲は1週間前だよ、あなたはそれからずっと意識が戻らなかったんだよ。」
と言われたこと。
夢うつつの中で、当時の岡本富郎校長先生が訪ねてきて、
「金原(大杉さんの旧姓)、よくやった。よくやった」
と、言ってくださったのを聞いた記憶が確かにあること。
…そんな貴重なお話を初対面の私にしてくださった大杉様、
空襲でやけどやケガをされ、
その治療も大変だったそうですが、
不屈の精神で今日まで頑張ってこられたそうです。
短い時間でしたが、お目にかかって良かったと思いました。
今年もまた、戦争の記憶を卒業生の方にうかがう機会を持っていきたいと思います。
大杉様の早いご回復をお祈りしながら、平和の尊さを改めて考えた週末でした。