もうすぐパフォーマンス大会!

5月もいよいよ今日で終わりです。
西遠は、6月2日がパフォーマンス大会、
そして翌3日が体育大会です。
パフォーマンスが体育大会のプログラムから独立し、
浜松アリーナで「パフォーマンス大会」として行われるようになったのは、
創立102周年の時からです。
100周年記念グラウンドでの体育大会と、
浜松アリーナでの「パフォーマンス大会」。
西遠の6月は、身体をめいっぱい使った2日間の行事から始まります。
定期試験が終わってから、朝練、昼練、そして放課後の練習と、
中学生は縦割りで、高校生はクラスごとに、
それぞれ練りに練ったパフォーマンスを仕上げてきました。
今日も放課後の学園には、リーダーの指示の声やパフォの音楽が聞こえてきます。
高校生の練習は下校門限延長で18時過ぎまで許可されていますので、
大会を明後日に控え、各クラスかなり熱の入った様子です。


担任の先生方も、心配そうに見守っていたりして、
このクラスパフォーマンスが、いかに大きな行事なのかが分かります。
私は、このクラスパフォーマンスにクラス担任として臨んだのは一回だけ。
中学の担任は何度もしましたので、「姉妹応援」の3年のリーダーたちを鼓舞したり慰めたり、一緒になって振りや音楽を考えたりしましたが、
「クラスパフォーマンス」の方は、平成23年の4年菊組の時だけなのです。
あの時の4菊パフォは、クラス会で「何系で行きますか?」から始まりました。
どんなパフォーマンスを見せるか、芸術系、本気系、笑える系、ふざける系・・・。
「やっぱり、私たちは、キモカワ系がいいよ!」
キモカワ系つまり、気持ち悪いけど、かわいい系でパフォを戦うと決まりました。
さあ、菊組のクラスカラーは赤。
赤を意識しての作戦会議は続きます。
「赤いもので、気持ち悪いのって何だ?」
「血だよ!」
「他には?」
「タコだ!」
「おお、タコ、にょろにょろ、気持ち悪い―!」
…と盛り上がり、クラスは「タコ」を気持ち悪くユーモラスに踊ろうということに決まりました。
責任者の二人は気持ち悪い音楽を求めてレンタルCDを探し、
ダンス部の子たちが気持ち悪いタコの踊りを考え、
放課後の練習にもだんだんと熱が入りました。
オオダコの足がにょろにょろ伸びていくオープニングにしようと、
生徒たちが考えたのが匍匐(ほふく)前進!
西館一階の廊下をひたすら匍匐前進する練習、
真剣なんですが、面白すぎて、
担任は一人でウケておりました。
(実は、会議を忘れてクラスに張り付いていて、呼び出されたこともありました…失敗、失敗。笑)。
そして当日、
赤いTシャツ、赤白帽、赤いストッキングに身を固めた生徒たちがスタンバイ。
「ウルトラQ」のテーマ音楽に乗せて、
匍匐前進でタコの足が伸びるオープニングに、
アリーナの客席からのどよめき!

這いつくばって前進していた生徒たちは、このどよめきに快感を感じていたとか…!
もちろん、客席の私も鳥肌が立っていました。
このどよめきのおかげで、学年1位を獲得し、
責任者2名は号泣。
素敵な思い出になりました。
こんなドラマが、毎年すべてのクラスで見られます。
今年のパフォーマンス大会、審査員の一人として大いに楽しみたいと思います。
生徒の皆さん、あと1日、頑張ってくださいね!