今日は世界ウミガメの日なんだと、WWFのブログにありました。
初めて知りました!
6月16日はウミガメの日か…。
大げさに言うと、「なんという偶然でしょう」というナレーションを入れたくなるような個人的な出来事が一つ。
今朝、愛車で聞いていた音楽が服部克久さんの「母なる地球」。
西遠のダンス部が、かつて『次の波が来たら海へ』という題で、アカウミガメの赤ちゃんたちが砂浜から波打ち際へと小さな小さな歩みを進める創作ダンスを作り、「ダンスフェスティバル 神戸」で発表しました。
この「母なる地球」の感動的な曲に乗せて、ウミガメの子どもたちを表現した感動的なダンス作品は、審査員賞を見事受賞して、その年テレビでも放映されたのでした。
久しぶりのその曲を聞きながら、思い出に浸って学校に到着した私でしたので、今日が「世界ウミガメの日」と聞いて、その偶然に驚いたというわけです。
みなさんは、アカウミガメの放流に参加したことがありますか?
浜松では、サンクチュアリジャパンの皆さんが中田島砂丘でカメの放流会を行なってくださっている関係で、
私も子どもと一緒に数回参加した経験があります。
あの時サンクチュアリジャパンの馬塚さんが、
「20年後にこの浜に帰ってくることができるのは、2000匹の子ガメのうちのたった一匹です」
とおっしゃっていた記憶があります。
自分の手の中の小さな小さな子ガメを、そうっと波打ち際に置くと、子ガメはちょこちょこと前足を必死に動かして波の音のする方に這い始めます。
波に揉まれながら海に消えていく子ガメを見送り、どうぞ私たちの放流したカメが困難を乗り越えて再び中田島砂丘に戻ってきてくれますように、と2000分の1の確率を祈った覚えがあります。
あれから、もう20年経っています。
あの日放流したカメたちのうち再び日本の浜松の浜に戻ることができたアカウミガメはいるのだろうか・・・と、ふと思ったのも今朝のことでした。
服部克久さんは、「音楽畑10」の中で、この「母なる地球」について、地球上の自然破壊を嘆くコメントを寄せていらっしゃいます。
CDのジャケットも、壊れゆく地球をメロンで表した印象的なものでした。→こちらをどうぞ
ウミガメの旅立ちにぴったりだとダンス部員たちが選曲したこの「母なる地球」という曲が、環境破壊に警鐘を鳴らすテーマである事にも、当時「縁」を感じました。
そして服部克久さんに100周年記念式のゲストとしてお越しいただくことになった、最初のきっかけの曲なのです。
今年もダンス部は、神戸でのダンスフェスティバルに向けて創作ダンスを苦心して作っています。
世界ウミガメの日に、服部克久さんのこと、アカウミガメの放流会の思い出やダンス部のこと等、いろいろ考えたオオバでした。