神戸で開催されている「全日本高校・大学ダンスフェスティバル神戸」。
真夏の神戸に踊りのツワモノたちが大集合するこの大会に、西遠ダンス部は毎年出場しています。
今年は第29回。
西遠ダンス部は、創作コンクール部門に、
「奇譚『狐の嫁入り』」という創作ダンス作品で挑みました。
今日の予選85番目に出場ということで、私も神戸に応援に行って来ました。
神戸文化ホールは、道路を挟んだ向かいに体育館があり、そこで各学校が練習を行います。
そして、本番の楽屋入りの時間が近づくと、出場者は体育館を出てホールへと移動します。
出場する生徒たちを見送り、大ホール客席で、各校のダンス作品を見ました。
どこもアイディアにあふれたテーマと、こんな動きもあるんだという踊りで、客席をあっと言わせます。
やがて、西遠の作品が始まりました。
嫁入りを控えて死んだ娘の思いが、狐を突き動かす…そんな言い伝えを、部員たちは哀切な音楽に乗せて見事に踊りました。
白い布が幻想的でした。
息をそろえ、心をひとつにして出来上がった作品でした。
じーんとしました。
入選を心から願いながら、私は会場をあとにしました。
ひとつの作品ととことん取り組み、頑張ってきたダンス部員たち、
部Tシャツまで着込んで応援してくださる高3のお母様がたをはじめとする家族応援団の皆さん、
予選、本当にお疲れ様でした。
ダンスに燃える若者たちのこの大会に行くたびに、
体というものは無限の可能性を持っているんだなあと思うばかりです。
若いエネルギー、創造力、躍動感…
神戸が暑いのは気温のせいだけではありません。