西遠は本日より学校再開です。
前後期の2期制を採用しておりますので、
「始業式」ではありません。
「授業はじめの式」が行われました。
最初に、この夏休み中に活躍した個人、団体の大会報告が行われました。
講堂の舞台に、たくさんの部活・クラブの生徒たち、そして、作文などで素晴らしい成績を収めた生徒たちが並びました。
一人一人が、賞状や盾、トロフィー、優勝旗などを持って、大会の報告です。
中学バレー部、高校バレー部、中学バスケット部、高校テニス部、陸上競技部、ギターマンドリン部、美術クラブ、そして作文コンクールで賞をもらった生徒たち・・・。
会場からも惜しみない拍手が送られました。
こうして、夏休み明けの全校集会でたくさんの部活や生徒たちの活躍を報告できることは、幸せなことだと思います。
もちろん、賞状に届かなかった生徒もたくさんいます。
勝負の世界の厳しさ、技術を上げていくことの難しさ、自分との闘い…、そういうものを知っている人には、舞台に立てなかった悔しさもあると思います。
しかし、精いっぱい闘ったこと、自分を深く見つめたこと、仲間の大切さを知ったこと、本番までの諦めない心…得難い経験をすることができた人が、舞台の上だけでなく、この講堂の中にたくさんいたのだと信じています。
そういう意味で、賞に届いた仲間や上下級生を讃え、拍手を送ることは大事なことです。
仲間への拍手であり、自分への拍手でもあるのです。
もう一つ、学園祭のポスターのデザインも発表されました。
考案者の土屋さん「夏服の襟、冬服の女の子がポイントです」とのこと。
とってもかわいいポスターを考えてくれて、ありがとう!
学園祭もいよいよ!ですね。
授業はじめにあたり、全校の皆さんに次のようなことをお話しました。
・夏休み前に出した「簡単に答えの出ない、答えが一つではない問題を一つ探し、自分なりに答えと根拠を出してみてください」という宿題、答えは出ましたか?ということ。
・リオ五輪を見て、チームで団結する日本人の強さに感動し、選手とコーチの信頼関係に感動したこと。
・同じくリオ五輪では、開会式で表彰されたケニアのキプチョゲ・ケイノ氏の「教育は何も破壊しない武器を作る、破壊の代わりに平和を創る」というスピーチが心に残ったこと。
・この夏、3名の戦争体験者(卒業生)のお話を聞き、戦争が遺したものの大きさ、平和であることの意味を考えさせられたこと。
そして、これからの日々を「主体的に過ごしてほしい」ということを皆さんにお願いしました。
誰かにやってもらったことは語れません。
自分が主体的にやったことしか、人は胸を張って語れないものです。
語れる人になってください…それが夏休みを終えた生徒の皆さんへの大きなメッセージです。
夏休み気分はもう終わり。
前を向いて、みんなで前進していきましょう!