麻薬探知犬登場!

今日は、全校生徒が「薬学講座」に臨みました。
今年の「薬学講座」には、
学校薬剤師の西島先生、
税関から高橋様、鈴木様、古井様、村上様がお見えくださいました。
薬剤師の西島先生は、毎年、生徒たちにわかりやすく薬のお話をしてくださいます。

今年は、女性として生徒たちが誰でも悩む生理について、薬との付き合い方等も丁寧に教えてくださいました。
不安が解消した人も多かったのではないでしょうか。
その西島先生からのご紹介で、名古屋税関 清水税関支署 浜松出張所の高橋様が、
「税関って何をするところ?税務署とは違うよ!」というところから、
麻薬の怖さ、甘い言葉に惑わされないでというメッセージまで、
スクリーンを使って説明してくださいました。

そして、麻薬探知犬、登場!
・・・の前に、名古屋税関の古井様より、麻薬探知犬には人を検査する犬と荷物を検査する犬の2種類があって、今日西遠に来たのは、人を検査する探知犬であることを教えていただきました。
ということは、探知犬のデモンストレーションには、人が必要!
そこで、もともと選ばれていた高3の4名に加え、高校の健康委員も登壇することになりました。
不安げに登壇した高校生たちに、バッグが配られます。
その中の1人には、麻薬(デモ)の入ったバッグが…。
麻薬探知犬は、麻薬を見つけると、その場におすわりをして、人間に知らせるのだそうです。
さあ、黒いカバンを持った真ん中の彼女↓の前で、ワンちゃんはおすわりをするでしょうか??

ソワソワ、ドキドキ、バッグを手に、壇上で落ち着かない人々・・・。
部活の時とは、勝手が違う…。
そこへ、ワンちゃんが登場しました!
滑りやすい講堂の舞台に苦戦しながらも、生徒たちの間を何周か回ります。

客席から「ホントに見つけられるのかな?」という思いで見守る生徒たち。
壇上では「ちょっと、私じゃないよ…」と不安げな生徒たち。
そして…、

お見事、黒いカバンの前で、おすわりをしました!
会場は拍手喝采です。

ごほうびは、「ダミー」。
このタオルの棒で遊んでもらえるのを楽しみに、探知犬は、麻薬を見つけるのだそうです。
質疑応答の時間になりました。
最初、生徒からはなかなか手が挙がりませんでしたが、2人の先生の質問の後、次々に生徒から質問が出ました。
「ファースト・ペンギン」(勇気を出して先頭に立って行動を始める人)は生徒じゃなかったけれど、
このまま質問なしに終わらなかったのは、生徒の一人一人の勇気と「知りたい」という思いあればこそ。

「何年ぐらい働くのか」「引退したらどうするのか」「どんな食事をさせているのか」「訓練用の麻薬はどうやって入手するのか」「探知犬の名前は誰が決めるのか」などなど、なるほどーっという良い質問がたくさんありました。
丁寧にお答えくださった古井様、ありがとうございました。
ワンちゃんの名前は、シェルハちゃん。もうすぐ4歳の女の子なんですね。→こちらに紹介ページが。
このあとノンストップでセントレアに帰るのだと伺いました。
シェルハちゃん、麻薬撲滅・平和な日本のために働いてくれてありがとう!
今日は、「麻薬探知犬」とも出会うことのできた、貴重なひとときとなりました。
「薬学講座」の講師の皆様に厚く御礼申し上げます。

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今日の午後、ちょうど薬学講座の終わった時間に、母校を訪ねてくれた67回の卒業生たち。

ゆっくり先生方とのお話ができたかな?
もうすぐ成人式の学年、毎日が挑戦ですね。
今日はこのほか、オーストリア帰りの卒業生にも会うことができました。
みんな貴重な体験を積む日々を過ごしていますね。
西遠にたくさんの「ファースト・ペンギン」がいる!と思いました。