高校講堂朝会

テスト直前の土曜日です。
1時間目は講堂朝会。
今日は高校生にお話ししました。
ちょっぴり眠そうな顔も見受けられましたが、きっとテスト勉強でお疲れなのですね…。
研修会で聞いた講演のお話、
そこから発展して、みなさんの表情のなさやワンパターン化した言葉遣いのお話、
そして、笑顔いっぱいで学園長先生に「お誕生日おめでとうございます!」コール。
うん、うん、やっぱり笑顔でこういう気持ちはつたえなくちゃ。
喜んでいただけましたよね。
笑顔は気持ちを伝え、そして人を幸せにします。
無表情はさびしいものです。
後半は、本日発行の学校誌「友情」265号に敬意を表して、
一冊の「友情」ができるまでのお話。
普段何気なく手に取っている冊子が、実はとてもたくさんの人の工夫と努力とでできていることを知ってもらいたいと思いました。
友情編集委員は、まさに縁の下の力持ちのような存在。
学園の歴史を記録していく大事なお仕事を担っているのです。
「友情」265号は、講堂朝会の後、生徒に配布されたそうなので、今頃、読んでくれているかな…?

ここで宣伝。
今号には、学園長先生・理事長先生へのインタビュー(ついでにオオバのインタビューも)、クラス紹介、本年度の学園の方針、スージーやマリーヌの記事など、盛りだくさんの内容が載っています。
私の同級生が「卒業生紹介」に載っているので、そこもぜひ読んでくださいね。
※66回卒業生の皆さんには、卒業アルバムと一緒に届くので、もうちょっとお預けです(ごめんね!)。
そして、講堂朝会の最後に一冊の絵本の紹介。

安野光雅さんの『旅の絵本』をちょっとだけ紹介させていただきました。
一番好きな『イギリス編』。
文字はないけれど、イギリスの風土や歴史や文化が詰まっている絵本です。
穏やかなタッチの絵が、安らぎを与えてくれます。
作者のちょっとしたユーモアも面白いですよ。
図書館のブラウジングコーナーには絵本がたくさんあります。
小さいころ手に取った本と再会することができるし、
大人になるこのときに読めば、もしかすると、将来子育ての時にも役立つかもしれません。
豊かな心を育むためにも、絵本の存在は大事にしてほしいなと思っています。
講堂朝会が終わった直後、
「先生、絵本見せてください!」と6年生が来てくれました。
嬉しい反応!
彼女たちは、「あ、旅人ここにいた!」「あ、ネッシーだ」「ビートルズだ」と
ページをめくりながら、いろいろ見つけていきました。
高校生は忙しくてなかなか美術館まで足を伸ばせないかもしれないけれど、
「安野光雅『旅の絵本』の世界展」は
7月12日から豊橋市美術博物館で行われるので、
良かったらご家族でお出かけいただきたいな、と思います。
そして、文化芸術鑑賞記録を書いてほしいな、と思ったりして。
テスト前の講堂朝会なので、高校生が50分間ずっと心穏やかに聞けたかどうか心配ですが、
今日の話の中身がどれか一つでも心に残ってくれたらうれしいです。
(しかし、50分間系統だててお話しするのは、本当に大変です…。いろいろ反省のオオバです。)