帰宅した私に、父が
「今日から日経の『私の履歴書』、服部克久さんだよ!」
と教えてくれました。
服部さんのお名前を聞いた途端、反射的に
「あ、今日は服部さんのお誕生日!」
と思い出しました。
作曲家の服部克久さんは、昭和11年11月1日生まれ。
今日で80歳なのです。
服部さん、お誕生日おめでとうございます!
ということは、この日本経済新聞の『私の履歴書』、80歳のお誕生日を記念して、今月1か月が服部さんの連載なのかと思いましたら、服部さんご本人も本文で触れていましたが、全くの偶然の依頼だったそうです。
逆に、この偶然、出来過ぎてますよね(笑)。
服部さんご一家は、音楽一家。
ご存じのとおり、お父様の服部良一さんが「別れのブルース」「東京ブギウギ」「山寺の和尚さん」など数々の名曲を世に送り出した作曲家で、国民栄誉賞を受賞した方です。
息子さんの服部隆之さんも作曲家として、ドラマ音楽を多く手掛け、「HERO」「新撰組!」「華麗なる一族」などなど、現在放映中の大河ドラマ「真田丸」の音楽も担当していらっしゃいます。
お孫さんの服部百音さんもバイオリニストとして活躍を始めているそうで、先日の「真田丸」エンディングでお名前拝見したばかり。
そんな音楽ご一家の中心にいらっしゃる服部克久さんご自身の「履歴書」がこれから1か月連載されるかと思うと、今からとても楽しみです。
服部克久さんが西遠の100周年記念コンサートにいらしてくださったことは、以前このブログでも紹介させていただきました。
西遠オーケストラ部と、100周年記念合唱団も加わって、服部さんの指揮で「Friends・ Love ・Believing ~ぬくもりをありがとう」をアクト大ホールの舞台から客席に届けました。
ダンス部の創作作品「次の波が来たら海へ」では、服部さんの「母なる地球 The Earth」が流れました。
卵からかえったアカウミガメの子らが海に向かって力強く歩む姿にぴったりの音楽で、
この作品がダンスフェスティバル神戸で審査員賞を撮った時には、本当に感激しました。
毎年、中学修了式で、3年間を振り返る映像のBGMとして流れるのも、服部さんの「淡紅(とき)色の夢 Nipponia Nippon」です。
「Friends・ Love ・Believing ~ぬくもりをありがとう」も「The Earth」も「Nipponia Nippon」も、「音楽畑」シリーズの中の曲。
「音楽畑」のCDは、野菜や果物がCDジャケットとなっていて、まさに「畑」のイメージ。
中には様々なジャンルの音楽が奏でられていて、いろんな「音楽」が「収穫」されています。
このシリーズを聞くようになってから、テレビのBGMやCMを聞いていて、「あ、この曲、服部さんの曲だ!」と思ったことが何度もあります。
服部克久さんの音楽は、澄んだ空気のように心に入ってきて、ジーンとしみる感じがします。
6月の洗足学園でのコンサートでは、「愛」をテーマにした新曲を指揮されて、これもまた本当に心にしみるメロディでした。
服部さん、これからもお元気で、素敵な音楽をまた私たちに届けてください!
まずは、連載を楽しみにします。