今日の1時間目は、全校が集っての講堂朝会でした。
いつもは私が講話を行いますが、今日は私も舞台の下で聞き手の一人です。
今年度末で定年を迎える先生方による講堂朝会なのです。
今年は3人の先生方がご定年を迎えられます。
もちろん今後も西遠と関わりを持ってくださる先生方ばかりですが、人生節目の時にあたり、生徒の皆さんに向けてメッセージをお願いしました。
順番は、3人の先生方でお決めくださいました。
最初にお話し下さったのは理科の敏弘先生です。
豊富な読書で知られる先生は、笑顔を作ることの大事さについて、ある実験をもとにお話し下さいました。
作り笑いでも、ストレスホルモンは減っていく、という人体の不思議。
笑顔で学園を明るくしようという先生からのメッセージを、すぐに実践していきたいですね。
次は舞台中央にピアノが登場しました。
いきなりピアノ演奏を披露してくださったのは、英語の渥美先生。
ピアノとの出会い、そして大人になってから一旦は疎遠になったものの、「ピアノは私に必要なのだ」と気づいて再びピアノのある生活を始められたというお話、心にしみました。
「昨日より今日、今日より明日の方がずっと上手」…ピアノに教えてもらった努力の意味を語る渥美先生から、自分のやるべきこと、続けるべきことを考えた生徒も多かったのではないでしょうか。
最後にもう一度弾いてくださったピアノは、ショパンのノクターンに西遠の校歌が組み合わされた、本当におしゃれな一曲でした。
すてきな演奏でした。
3人目として登場してくださったのは、英語の大石先生です。
たくさんの卒業生を送り出した大石先生、印象深い生徒の思い出を語ってくださいました。
A子さんとB子さんの6年間の成長、C子さんの進路への挑戦、D子さんの英語へのチャレンジ・・・、
「人生の選択を迫られた時、簡単の方を選ぼうとしたら、これは逃げ?と考えてみよう」」
「人間の信念は行動を変えるんです」
大石先生からのメッセージも、熱いものでした。
3名の先生方、心のこもったメッセージをありがとうございました。
西遠にはいい先生がいっぱいいらっしゃるなあ、と心から思った今日の1時間目でした。