夜空を見上げて

今夜は、金星と三日月の大接近が、18時の空にて見られました。

もう少し接近してみましょう。

月の影となっている部分もうっすら写るんですね。
〈※これを地球照というのだそうです。)
では、今年もいつものようにズームインです。

時間を少し置いて、今度は木々の枝越しの月と金星・・・

あんまりよく見えませんね。ごめんなさーい。
かつて、「戦争と平和」を読んだ高校時代、
主人公が戦場で空を見上げるシーンがとても印象的だった記憶があります。
人の愚かな行為のさなか、空は大きくそこにある…。
戦争の愚かさを知るシーンでした。
トルストイの描いたのは昼間の空だったと記憶していますが、
昼の空も、夜空も、
見上げた時に、自分のちっぽけさを感じ、
自分は大きな大きな自然の一部で、
長い長い歴史のほんの一瞬なのだということを感じるものですね。
今年も、空を見上げることを忘れず、心に余裕を持ち、
昼は青空の広さに心打たれ、雲の流れに一瞬の大切さを思い、
夜は星の瞬きや月の満ち欠けに心動かすことのできる一年でありたいと思います。
最後に、元日の夜に撮影した一枚をどうぞ。

夜空に浮かび上がる浜松城。
お月さまはすでに隠れてしまいましたが、
近くには金星が光っていました。
大きな建造物も、また、空の月や星に見守られているような気がします。