西遠の土曜日は、教科の授業ではなく、
「総合」のプログラムを学ぶことになっています。
西遠の「総合的な学習」は、
「人として、女性として、いかに生きるか」
を多角的に学びます。
ということは、毎度のことですが、
各学年がバラエティに富んだプログラムに挑んでいますので、
土曜は見学や取材も大変です。
ゲストもたくさんいらっしゃいます。
本日も、東館、西館、ホール棟、講堂…いろいろなところを回り、
それぞれの学年やクラスで行われている土曜メニューを見学しました。
その様子を少しずつお伝えしましょう。
今日は、まず「その1」を。
女性の身体と精神について、西遠では中学1年から高校3年まで段階を追って学んでいます。
今日は、本校の保健体育の教員を長く務められた白柳先生が、
高校1年生と2年生に対して、講義をしてくださいました。
まず最初にお話を聞いたのは、高校2年生。
3時間目に、「更年期」について学びました。
「『私は嫌だから来ないで!』と言っても、更年期は訪れます」
と白柳先生。
女性の一生を考えるとはいえ、「更年期」を考えることはかなり遠い将来のことであり、生徒たちは必要に迫られていないでしょう。
しかし、お母さん世代は更年期に直面していらっしゃるかもしれません。
自分の将来もそうですが、身近な家族の問題として、こうした知識を持っていることは、とても大切なことです。
人生のロールモデルであるお母さんの体調の変化、それを理解できる娘でありたいですね。
そして、4時間目は、高校1年生が中講堂に集まりました。
彼女たちが学んだテーマは、「食生活とダイエット」です。
思春期の今は、健康な体・長持ちする体を作るために、一番大事な時。
ところが、「痩せたい」「きれいに見せたい」という思いも強く、それが原因で体調を崩してしまう女子高生もいます。
高校生の今、どんなところに気を付けたらいいのか、学びます。
無理なダイエットや間違った食生活で、大事なこの10代の時期を棒に振らないで!と、白柳先生が丁寧に教えてくださいました。
生徒たち、メモを取る姿も真剣そのもの。
今日から、しっかり食生活を考えていけそうです。
白柳先生のこの講座、「ためになるし、面白い!」と毎年大好評です。
この講義が、生徒たちの人生観にも大いに影響を与え、健全な心身を持った女性へと成長することにつながっていきます。
白柳先生、今年も新年早々のご講義、ありがとうございました!