今年度最後の全校講堂朝会が終わりました。
高校3年生を除く5学年の皆さんに今日お話したのは、
「部活について考えよう」というテーマでした。
パワーポイントを使ってお話することにし、いろいろな資料を集め、様々な部活やクラブの活躍する写真を探して、スライドを完成させました。
タイトルバックの写真はこちら。
少し前の写真ですが、ダンス部の活気が伝わるので、最初のスライドに決定。
「部活動について考えよう」の言葉を載せて、講堂朝会がスタートしました。
生徒の皆さんに最初にお話したのは、西遠の部活やクラブの歴史でした。
西遠にはたくさんおクラブや部活動がありますが、さて、一番長い歴史を持つのはどこでしょうか。
そこで役立ったのが、「70周年記念誌」でした。
高校1年生の時に配布されたその周年誌を読み返すと、
西遠の部活動の歴史が分かってきます。
最初の部活動は、大正11年に始まっていました。
庭球部、つまりテニス部が大正11(1922)年に創部されています。
テニス部の皆さんにはびっくりの事実ですね。
今年で創部95年!!
大正時代には、バスケ部やバレー部、弓道部も作られていました。
弓道部の大先輩たちの勇姿、そして、下は青空のもとで練習するバスケット部です。
昭和4年に陸上部と卓球部などが産声をあげています。
しかし、たくさん生まれた部活動も、昭和17年に活動停止。
戦争が、青春時代の楽しい活動を奪ったのです。
戦後になると、次々とクラブが生まれました。
昭和20年代には、書道クラブや美術クラブ、演劇クラブなど
30年代には、オーケストラや視聴覚クラブなど
40年代には、琴、人形劇、ギターマンドリン、バトンなど・・・。
様々なクラブが生まれ、いろんなドラマがあって、
全国にその名をとどろかせたり、全日本の代表選手が出たり、
中には部員が減少したり、指導者がいなくなったりして活動を終了する部活もあり、
山あり谷あり、それでもたくさんの青春の日々がそこに存在して、
歴史を刻み、伝統を作りながら、
平成28年度の部活・クラブがあるのです。
部活動の意義も考えてみました。
「部・クラブ内規」をひもとき、
「100周年誌」に登場する卒業生の方々の言葉を紹介し、
講堂朝会でかつて読み上げた集会記録を振り返りながら、
部活動が持つ意味・意義を生徒の皆さんにも伝えました。
そのうえで、4月から始まる平成29年度の部活動の体制についても初めて説明しました。
来年度はその名称を「部活動」に一本化し、24の部活動が活動を行います。
在校生の皆さんには、いま自分が続けている部活やクラブについて、その意義を踏まえ、
自分が青春の道場で何を得たいのか、どんな自分になりたいのかを今一度考えることで、
新年度を迎えてほしいと思っています。
今日から来年度スタートまでの約3か月の間の大きな「宿題」です。