昨日授業が始まったばかりですが、西遠は明日から休校となります。
朝、桜の花びらが舞い始めた正門に立ち、生徒たちの登校風景をカメラに収めました。
青空の下、桜の淡いピンク色が美しく、そこに松の緑色が加わって、色彩豊かな春の朝です。そして、紺色の制服、ゴールデンイエローのライン、白いソックス…、毎年この時期にそんな光景を見ていますが、今日はやはり感慨深いものがありました。学校というところは、生徒がいて初めて意味のあるところです。明日からしばらく生徒の登校姿を見られないかと思うと、寂しいし、悔しいし…。
今朝は、生徒たちにもそんな特別な思いがあるのでしょう、正門や創立者の像の前での停止礼もひときわ丁寧でした。また、自家用車で送ってくださるご家族の皆さんの表情も、いつもよりさらに温かい気がしました。
今年の桜は、忘れられない桜になりそうです。大変な年度になるでしょうが、いつの日か「あの年は大変だったね」と笑って思い出せる日が来るように、会えない人がいても互いにエールを送り合いながら、気を抜かずに過ごしましょう。
新型コロナウィルスとの戦いは長期戦になるでしょう。最前線で働いていらっしゃる医療関係者の皆様には本当に頭が下がります。西遠の卒業生にも、医療に従事する人がたくさんいます。地元ばかりでなく、東京や神奈川など緊急事態宣言下の場所で働いている卒業生も多くいるはずです。東京で看護師さんをしているあの子は元気かな…、歯を食いしばって頑張っているのだろうな…、と卒業生の顔を思い浮かべては心配しています。卒業生を含め、すべての医療関係者の方々に、心から感謝と応援の拍手を送ります。そして、直接医療にかかわらなくても、それぞれのお仕事で、それぞれのお立場で、頑張っている卒業生の皆さん、どうぞお体に気をつけてください。
明日からの休校中に、生徒の皆さんが「STAY HOME」を守り、自らの健康管理に努めて、次の登校日に元気に再会できることを心から願います。宿題もたくさん出ていますが、学習することに前向きな皆さんであってほしい！とも願っています。このブログも毎日更新して、学校や先生の様子、読書のススメなど掲載していきますから、勉強に疲れた時に、親子でお読みいただけたら幸いです。
