ダンス部自主公演

本日、本当に内輪ですが、西遠ダンス部の自主公演が行われました。

ダンス部は、3月に10回目の自主公演を行う予定でしたが、コロナウイルスの影響を受けて公演は中止となり、5月に延期された公演も休校により開催できませんでした。休校の間に、神戸でのダンスフェスティバル中止の報も届き、いつもならどの部活より長く8月まで現役を続行する高校3年生の最後の大会がなくなってしまいました。そこで、夏休み初日に、ご家族と友人だけを招く自主公演を開くことを目標にして、ダンス部は感染防止の規定を守りながら練習に励んだのでした。

コロナの感染拡大が懸念される状況を考え、今回外部の皆様には一切お知らせもなく開催しました。いつもダンス部を応援してくださる近隣の皆様、OGの皆様、遠方の皆様には、ご参加いただけず本当に申し訳ありませんでした。

本日、学園には、時折激しく降る雨にもかかわらず、ここまでご支援くださったダンス部員のご家族の皆さんや、ずっと部員を励まし続けた級友たちが集まりました。マスクの着用のお願いや、 客席の座り方、窓やカーテンを開けての舞台など、いつもとは全く違う公演の形ではありましたが、皆様のご協力で幕を開けることができました。

オープニングは「フットルース」!

中学生による創作ダンスは「赤毛のアン」。アンの明るさが舞台に弾けました。

高校生の「嫌われたトマト」。鮮やかな衣装です。

チアは「君と羊と青」。曲を聴いていると「Back to school」のことを思い出します。

創作作品「ウロボロス~輪廻転生~」

高校3年生7名による「キセキ」は、6年間の軌跡を辿るような思いで、観ていて温かい気持ちになる作品でした。

高3生7名にひときわ大きな拍手が講堂に響きました。

フィナーレは、マイケル・ジャクソンのクールな世界へ。

大きな拍手が送られる中、部員たちが学年順に登場しました。

引退する高校3年生は一人一人がメッセージを読み上げました。涙声になりながらも、感謝の言葉が述べられ、客席にも涙が伝わりました。

2階からステージを見守る美智先生。

涙と笑顔でいっぱいの部員たちが、客席に思い切り手を振り、自主公演が終わりました。

時折激しい雨が降る中での自主公演、この日のことは、ダンス部の部員にも、そしてご家族の皆さんにも、きっと忘れられない思い出になることでしょう。悔しい思いややるせない思いをたくさん抱きながらも、本日の自主公演にご協力くださった皆様に、心から感謝申し上げます。

7名の高校3年部員の皆さん、神戸の扉は開けられなかったけれど、皆さんの創造性溢れる舞踊と探究心、快活な笑顔、そして部に対する真摯な思いは、間違いなく下級生に引き継がれていく財産です。今まで本当にありがとう。 本当にお疲れさまでした。