セミの羽化を発見

今夜のブログ更新が22時近くになってしまったのは、20時過ぎからセミの羽化に立ち会ってしまったからです。もとはと言えば、満月を撮影しようと外に出たのですが、雲が厚くて見えず、門を閉めてさあ玄関へと踵を返した瞬間に、何やらユリの蕾の先端にゴミみたいなものがくっついている…。お月様用にカメラを持っていましたので、撮ってみました。

わあ、まさにセミが抜け殻から出ようと踏ん張っているところでした。頑張れー!古い衣を脱ぎ捨てよー!とばかり、蚊に刺されながら、カメラおばさんの観察が始まりました。

少し経つと、完全に衣を脱ぎ捨てたセミの姿が。

それにしても、なぜに百合の蕾の先端を羽化の場所に選んだんでしょう?太くてしがみつくのにはちょうどいいかもしれないけれど、大丈夫かな、と心配になる母心。おまけに小さなクモが狙っているではありませんか!クモを追い払おうと、私が茎に触れた瞬間、驚いたように、セミが脚を動かしました。抜け殻をよいしょと越えて、ちょっと動いたのです。

21時半を過ぎて、こんな状態のセミさん。だんだん羽も色を付けてきました。

セミはうるさいから嫌い、虫はとにかく苦手という女子も少なくありませんが、羽化に立ち合ったら乙女心も母心へと気持ちが変わるかも。

観察途中、未明に満月を迎えるお月様も撮影できました。ぼんやりですが、丸いですね。

自然の神秘、生命の神秘に心躍る夜でした。現場からは以上です。