昨日・本日と、教員研修が続いています。その中から、昨日の午後行われた研修についてご紹介します。
今回、講師として学園にお越しくださったのは、ラグビー元日本代表の小野澤宏時先生です。小野澤先生は、現役時代から教育にも深い研究心を持たれ、筑波大学大学院、日本体育大学の修士課程、さらに博士課程と、教育や指導に関する研究に携わっています。現在、県内唯一の女子7人制ラグビーチーム「アザレア・セブン」のチームディレクターを務めていらっしゃいます。
私たち教員に必要なコミュニケーションやコーチングについての研修をお願いしましたところ、アザレア・セブンの選手のお二人(草野さんと冨樫さん)もご同行くださって、アクティブでしかも頭をたくさん使う研修会となりました。
ラグビーというスポーツでは、瞬時に正確な短い言葉で相手に情報を伝えることが必要です。最初に、ウォーミングアップとして、全員が体を使ったじゃんけんを行いながら、視覚と聴覚を使った情報伝達について学びました。続いて、教員が2チームに分かれて、ゲームに挑戦しました。
チームでどう動くか、選手にどう声をかけるのか、短い時間で判断し、声を出し、動くことが求められます。シンキングタイム、「選手」の先生方は真剣に話し合います。
実際に動いて作戦を練ることも必要。
視覚や聴覚の情報をどう判断して使うか、瞬時には難しい! 小野澤先生からのアドバイスを聞く「選手」の皆さん。助言する側も、どこまで言うのか言わないのか、どこまで条件を付けて考えさせるのかをいつも考えなくてはなりません。
ラグビーボールを使って、アザレアの選手にボールをとられないようにパスをするゲームには、精鋭メンバーが「選手」に 立候補してトライ。白熱しました。
作戦なしでは、わずか6秒でボールを取られてしまいます。 パスの回し方、声のかけ方、どちらを向いてどう渡すかなど、綿密な話し合いが必要です。 まわりで見学している先生方のアドバイスも有効です。コミュニケーションについて、深く考え、実践するトレーニングができました。
選手のお二人からも、お話を聞くことができました。「考える」ことの大切さ、「考えながら練習する」ことの面白さなどなど。小野澤先生も、女子を教えるのは初めてということで、いろいろな戸惑いがあったこともお話してくださいました。
女子校に勤務する教員として、コミュニケーション力をどうつけていくのか、今回の研修には大きなヒントがあったように思います。
小野澤先生、選手の草野さん、冨樫さん、お暑い中、本当に熱い研修をありがとうございました。アザレア・セブンの皆さんの今後のご活躍、応援します!
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生徒の皆さん、夏休みも今日で終わり! 明日から登校再開です。笑顔で再会しましょう。