オンライン学園祭への道 その7

毎年、教室を大胆に使い、展示会場に仕立て上げるHR展。今年は、オンライン開催ですから、段ボールや紙粘土、新聞紙、模造紙とマジック、たくさんの工具たちに囲まれて過ごす連休とは、だいぶ様子が違います。シルバーウィークであるこの4連休の間も、たくさんの生徒が登校し、今年ならではの準備に励みました。

教室のあちらこちらで、分担された作業が進みます。資料の要約や記事の編集でノートパソコンに向かう生徒だけではなく、動画編集に勤しむ生徒、キャラクターづくりに励む生徒、クイズの画面を制作する生徒、スマホでイラストを描く生徒もいれば、アンケート結果を翻訳している生徒もいます。個性や得意分野を生かして、休日の教室で準備が進んでいます。責任感も、団結力も育っている教室です。

敢えて、模造紙や画用紙を使って準備している生徒もいます。各クラスが作る1分動画や、開会式当日に生で行うプレゼンテーションに、これからどう生かされるのでしょうか。クラスごとに秘密事項も多いようです。

今年のHR展のテーマタイトルが出揃いました。

難しいテーマに果敢に挑む生徒たち。問題の深さに頭を抱える生徒も少なくありませんが、資料を読み解く力や分析する力を身につけ、友人との討論の中で自分自身の考え方を培っていく姿を見ていると、とても深い学びをしているなあと嬉しくなります。10代の純粋な思考力が、世の中をどう見て、どう魅力を伝え、何をどう比較し、世界にどう提案していくのでしょうか。

4連休もほぼHR展のことばかり考えていた生徒たちが、明日からのラストスパートの中でどんな成長を見せるのかも、また楽しみです。真面目なテーマに真正面から挑む生徒たちに、どうぞご声援を!