台風が通り過ぎて、今日は暑い浜松でした。
各地で大雨による河川な氾濫などの被害が出ています。
気象庁のホームページでも、昨日から「大雨・洪水警報の危険度分布」が10分ごとに更新されるようになりました。→こちら
そこを見ると、今も地図の上に危険度を示すオレンジ~紫色がついているところがあります。
災害に見舞われている地域の方々や、今も避難していらっしゃる皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
命に関わるこうした表示を見る時、人は「想像力」を駆使しなくてはなりません。
これからの天気や降雨、水量などの推移、
そこに暮らしている方々の安否、
そういったことを推察する力を持ち合わせなくてはならないと思います。
もちろん、地図を読む力も、地名を読める語彙力も欲しいですね。
基礎的な知識や技能は、生きていく力に大きく結びつきます。
また、「危険度分布」などの表示を作る側に立った時には、どんな力が欲しいでしょう。
情報をどういう手段で集めるのか、
どういうグラフや色で表示するのか、
見やすく、分かりやすくするには、どんな工夫が必要か・・・
そういった問題を自ら考え、解決していかなくてはなりません。
人が生きていくうえで、身につけていく力は、きっと数えきれないほどたくさんあります。
その中には、生まれながらにして持ち合わせている力もあるでしょうが、
大半は、大人になる過程で育んでいくことができる力です。
21世紀を生きていく上で必要とされる力を、学校でいかに学び、身につけていくか・・・。
西遠でも、そういう力をどんな場面でどんな形で育んていくのか、先生方は常に考えています。
授業で育む「考える力」や「表現力」
行事で育む「コラボレーション力」や「ものづくり力」「問題解決力」
生活の中にも、育みたい「生きる力」がありますね。
例えば、新聞や本を読むことで情報を得て、そこから自分はどうすべきかを考える力。
新聞記事を読んで、感想を持つこともその第一歩でしょう。
選挙でどの候補者に一票を投じるか、判断するために情報を集め、考える…これはまさに主権者として持つべき力です。
また、日々の生活では、天気図を見て、「明日は傘を持って行くべきか」「半袖にするか長袖にするか」等を判断できることも大事ですよね。
この間、講堂朝会で「ツバメが低く飛んだら…?」と問いかけましたが、分からない人もいたようでした。
こんな夕焼けの翌日は、どんな天気でしょう?
生きるために必要な力を育む。
学校でも、家庭でも、こうした力を子どもたちに与える努力があって、子どもたちはスクスクと成長していくのだと思います。
生徒の皆さんには、覚えなくちゃいけないことが山ほどあるのは憂鬱なことでしょうが、
日々の生活が「生きる力」になっていく!と考えると、ワクワクすることもあるのではないでしょうか。
7月8日(土)、23日(日)の中学入試説明会では、そんな「西遠で育む力」のお話をします。
また、小学6年生の皆さんが受験する4教科の問題傾向についても、説明します。
「聞き取る力」「資料を読み取る力」「教わったことを生活に生かす力」など、入試に向けて強化してほしい力を各教科の先生が分かりやすく説明しますので、「入試説明会」にどうぞ親子でご参加ください!