「西遠オンライン学園祭2020」開催から3週間がたとうとしています。10月3日・4日の2日間のオンライン学園祭開催を目指し、生徒たちは本当によく頑張りました。その軌跡を、今日はこの校長ブログで辿ってみようと思います。
6月3日、「西遠の学園祭、今年は新たな挑戦です!」と題して、西遠がオンラインで学園祭を開催することを発表しました。約2か月にわたった休校期間が明けて、6月1日から分散登校を開始してすぐの「発表」でした。まず、高校2年生の実行委員長や部門長を集めて「オンライン学園祭」開催を打ち出し、6月2日3日の2日間で全校生徒に発表しました。突然の発表に戸惑いながらも、生徒たちの、オンラインという新たな形の学園祭への挑戦がここから始まりました。
6月6日、13日の2週に分かれ、今年度最初の講堂朝会が行われました。13日の中2・高1・2・3年の4学年が講堂に集っての講堂朝会では、 過去を知る→現在を理解する→未来を考える というHR展の意義を確認しました。
HR展を行う中3から高2の各クラスは、HR展の企画書をもう一度練り直したり、オンラインで行う場合の可能性を考えたりと、6月15日からの一斉登校の始まりと共に、学園祭への大きな一歩を踏み出すことになりました。7月24日に「オンライン学園祭への道 その1」として、HR展責任者の集まりをブログで紹介しました。ここから、「オンライン学園祭への道」シリーズが始まりました。
8月18日「オンライン学園祭への道 その2」‥‥ アイキャッチ画像決定 !
8月28日「オンライン学園祭への道 その3」‥‥お父様方の動画制作をお伝えしました。「父親目線の学園紹介」は、学園祭サイトにおいて、保護者の皆さんや卒業生の方々からも多くのアクセスをいただきました。→こちらからご覧いただけます。
8月29日「オンライン学園祭への道 その4」‥‥お父様方には負けていられない! 夏休み明け最初の土曜、 生徒たちの本格始動の様子を掲載しました。この辺から、パソコンに向かう生徒たちの姿が登場します。まずは、コンピュータ教室にHR展責任者たちが集合して、ワードプレスのいろはを学びました。
9月13日「オンライン学園祭への道 その5」‥‥休日返上でHR展の準備に励む生徒たち。静岡新聞の取材を受けました。さすが、高校2年生は進み具合も早く、ノートパソコンを持ち込んでの編集作業も意欲的に行われていました。
9月18日「オンライン学園祭への道 その6」‥‥オンラインだけどオフラインの動きだってあります。実行委員会食堂部やPTA模擬店による、生徒のお腹を満たす準備も始まりました。
9月22日「オンライン学園祭への道 その7」‥‥HR展テーマが出そろいました! 地域と世界をつないでいく視野と思考が育つテーマです。
9月25日「オンライン学園祭への道 その8」‥‥この日のブログは、翌日の全校講堂朝会「オンライン学園祭で学ぶもの」の予告を兼ねて書きました。学園祭や学年の行事が生徒の学びにどう繋がっているかを説明するスライドを準備しました。
この講堂朝会の模様は、9月27日 のブログ「講堂朝会『オンライン学園祭で学ぶもの』」をお読みください。
10月1日「オンライン学園祭への道 その9」‥‥ついに10月!学園祭開幕まで秒読みです! 初めての学園祭を迎える中学1年生の取り組みを紹介しました。
10月2日「オンライン学園祭への道 その10」‥‥開幕を翌日に控え、遂にここまでこぎつけた各部門~HR展・部活展・特別展~のラインナップを紹介しました。
このように、校長ブログでは、初めてのオンライン学園祭への道のりを「オンライン学園祭への道 その1~10」という10回シリーズで掲載しました。
2日間で延べ4700人の方がオンライン学園祭に「ご来場」くださいました。全体で12万ページビューを記録。HR展や部活展の審査には、延べ500名以上の方がご協力くださいました。これもオンラインならではの収穫でした。
10月5日の閉会式では、成績発表と表彰が行われました。各賞は、こちらをご覧ください。
学園祭が終了した後も、実は「オンライン学園祭への道」シリーズが続きました。道を振り返るシリーズです。
10月8日「オンライン学園祭への道 その11」‥‥HR展当日までの軌跡を追いました。
10月9日「オンライン学園祭への道 その12」‥‥部活展への道のりを振り返りました。
10月10日「オンライン学園祭への道 その13」‥‥PTAの皆様がいかにオンライン学園祭を応援してくださったか、その軌跡をまとめました。
10月16日「オンライン学園祭への道 その14」‥‥シリーズの最後を飾ったのは、高校2年生の感想です。9月26日の講堂朝会の後、提出された集会記録の感想文を紹介しました。初めてのオンラインHR展は、彼女たちにとって最後のHR展。学園祭全体をけん引する学年でもある高校2年生は、学園祭という行事でどんな成長を遂げたのでしょうか。協働する喜び、培ったリーダーシップ、21世紀型スキルの体得、そして、得られたものの大きさに気づいた高校2年生たち。彼女たちの言葉に、学園祭という行事を中止せず、オンラインという形で開催できたことの意義の大きさを感じます。
何から何まで「前年度踏襲」が不可能だった、今年の「オンライン学園祭」。生徒たちは「ゼロ」から本当によく頑張りました。前向きで、ひたむきな生徒たちに、日々励まされました。そして、特に、中枢で奔走した学園祭実行委員たちには、心から「お疲れさま!」と言いたいです。
そして、閉会式で学園祭実行委員長が高らかに宣言したように、10月5日から始まったのが「学園祭 第2章」です。
皆様には、今も、学園祭ホームページをご覧いただくことができます。それは、決して「学園祭の名残り」ではありません。このページの一つ一つが、クラスや部活の「名刺」です。地域の皆さんや、同世代の皆さん、世界の皆さんとの交流こそが、生徒たちの目指す「第2章」。高校生を中心に、11月、第2章が本格的に動き出します!