昨日のブログでは、「読書週間の講堂朝会」と題して31日1時間目に実施した中学講堂朝会の内容をお伝えしました。中学生に実施した20点満点の「読書クイズ」、今日はその答え合わせです。
読書クイズ (20点満点)
- 作者は誰? ①赤毛のアン ②しろばんば ③星の王子さま ④戦争と平和
- この主人公の出てくる小説は? ①スカーレット・オハラ ②ジョセフィーン・マーチ ③ハンス・ギーベンラート ④チャーリィ・ゴードン ⑤大庭葉蔵
- この書き出しの小説は?①二人の若い紳士が、すっかりイギリスの兵隊の蚊たちをして… ②親譲りの無鉄砲で、子供の時から損ばかりしている。 ③客は夕方の散歩から帰って、わたしの書斎でわたしのそばに腰かけていた。
- どこの国が舞台? ①ハリー・ポッターと賢者の石 ②ロミオとジュリエット ③レ・ミゼラブル ④阿Q正伝 ⑤こころ
- あなたの学年の「必読図書」3冊を答えてください。
クイズ出題中の客席は…
こんな感じでした。出題後の2分間は、「記録ノート」で探していいよと言いましたので、必死に記録ノートのページを繰っている生徒もいますね。
読書クイズ、答え合わせ
では、答え合わせをしましょう!
【作者は誰?】①「赤毛のアン」モンゴメリ ②「しろばんば」井上靖 ③「星の王子さま」サン・テグジュペリ ④「戦争と平和」トルストイ
【この主人公の小説名は?】 ①スカーレット・オハラ 「風と共に去りぬ」 ②ジョセフィーン・マーチ 「若草物語」 ③ハンス・ギーベンラート 「車輪の下」 ④チャーリィ・ゴードン 「アルジャーノンに花束を」 ⑤大庭葉蔵 「人間失格」
【この書き出しは?】①二人の若い紳士が、 ‥‥「注文の多い料理店」 ② 親譲りの無鉄砲で ‥‥「坊っちゃん」 ③ 客は夕方の散歩から ‥‥「少年の日の思い出」
【小説の舞台は?】①「ハリー・ポッターと賢者の石」 イギリス ②「ロミオとジュリエット」 イタリア ③「レ・ミゼラブル」 フランス ④「阿Q正伝」 中国 ⑤「こころ」 日本
【必読図書】1年生「若草物語」「ガラスのうさぎ」「シートン動物記」 2年生「坊っちゃん」「東京が燃えた日」「ファーブル昆虫記」 3年生「しろばんば」「アンネの日記」「世界を変えた10人の女性」
このクイズの20問中8問は、2019年2月の講堂朝会で使ったものを再び使いました。ですから、合格点も、中学1・2年生は10点でしたが、中学3年生は14点! そう言った時の3年生の落胆ぶり、かわいかったです(笑)。
生徒に本をすすめるということ
さて、講堂朝会では、たくさんの本を中学生に紹介しました。私自身、西遠の中高時代にたくさんの先生方から読書を後押ししてもらいました。恩師が導いてくれた読書の道への感謝の思いは、私自身の教員としての在り方にも大いに影響しています。国語の担任として、クラス担任として、機会あるごとに本を紹介してきました。紹介した本を読んでくれる生徒がいると、それはそれは幸せな気持ちになりました。クラス担任の仕事の中でも、生徒から提出された「記録ノート」の点検は楽しい時間でした。学級通信に生徒の感想を掲載したり、生徒から紹介された本を読んで翌年度の「西遠生にすすめる本」に推薦したり。今の生徒たちにも、よりよい読書環境を用意するのが教師の務めだと思っています。昔ほど生徒にも教師にも時間がない、というのも分かります。私自身も昔に比べたら本位親しむ時間は激減しています。しかし、それを言い訳に、人生の先輩が10代の子どもたちに読書の喜びを教えなかったら…。本を読まない、心が豊かにならない大人を作ってしまったら、それこそ大きな危機だと思います。
今年度の「記録ノート」に掲載された「西遠生にすすめる本」は479冊。必読図書を加え、ほぼ500冊という多さです。以前は、100冊にこだわった選定をしていた時代もありましたが、先生方から1冊でも多く紹介されれば、生徒の選択の幅もそれだけ広がることを考え、現在の形になりました。中には、もう手に入りにくい本もありますが、「すすめる本」のラインナップの一冊がおうちの本棚にあるのをある日生徒が見つけたら、その生徒はその本を手に取るのではないかと思うのです。絶版だから外す、手に入りにくいから削除するという作業は、「すすめる本」にふさわしくないと私は思います。本の文化を、本の歴史を、生徒たちにも途切れることなく提供していくことに意義があると思うのです。
講堂朝会で紹介した本たち
誰か一人でも紹介して本を読んでくれたら嬉しいな、と思いつつ、31日の講堂朝会で紹介した本を列記します。(クイズで紹介した本は割愛します)
- 「王妃マリー・アントワネット」上下(遠藤周作)
- 「狭き門」(アンドレ・ジッド)
- 「大地」(パール・バック)
- 「動物農場」(ジョージ・オーウェル)
- 「アラスカ物語」(新田次郎)
- 「赤と黒」(スタンダール)
- 「木かげの家の小人たち」(いぬいとみこ)
- 「火の路」(松本清張)
- 「日本婦道記」(山本周五郎)
- 「それから」(夏目漱石)
- 「ダルタニヤン物語」全11巻(アレクサンドル・デュマ)
- 「昭和史」(遠山茂樹・今井清一・藤原彰)
- 「智恵子抄」(高村光太郎)
- 「青春とは何か」(真継伸彦)
- 「アンネの日記」(アンネ・フランク)
- 「君たちはどう生きるか」(吉野源三郎)
- 「僕は、そして僕たちはどう生きるか」(梨木香歩)
- 「僕たちはこの国をこんなふうに愛することに決めた」(高橋源一郎)
11月9日までの「読書週間」、私も本意向き合う時間をいつもより意識して作りたいと思います。そして、12月になったら届くであろう中学生一人一人の「読書記録」を楽しみにしています。