理事長・校長講演会、開催

本日、午後2時より、中講堂にて、「理事長・校長講演会」が行われました。母親学級12月講座を、一般の保護者の皆様にもお声をかけて実施した講演会でした。 お寒い中お越しくださった保護者の皆様、学級生の皆様、熱心にお聞きくださり、ありがとうございました。

会場となった中講堂では、入り口での手指消毒に加えて、一つおきの指定席を作って参加者にお座りいただくなどの感染防止対策をしました。ご参加の皆様、快くご協力くださり、前から順にお座りいただきましてありがとうございます。

14時、講演会が始まりました。最初は、この春から行われた「オンライン授業」の振り返りです。教員の準備や実施の状況をお伝えすると共に、生徒へのオンライン授業を受けたアンケート(これもオンラインで行いました)の結果をお伝えし、さらに内閣府や名古屋商科大学さんなどの調査をご紹介して、全国や県内のオンライン授業実施の実情を知っていただきました。年度初めの混乱の中で、オンライン授業を本校が実施できたのは、本当に保護者の皆様のご協力あってこそだったなあと感謝の気持ちでいっぱいになりました。

理事長パートでは、西遠がICT教育をどう進めているか、その基盤となる考え方を理事長が説明しました。

続いての「西遠オンライン学園祭2020」の振り返りでは、オンライン学園祭開催を打ち出した6月初めから学園祭当日までの道のりを紹介しました。そして、準備作業を通じて得られるものを「21世紀型スキル」の説明も加えながら行いました。例年とは違う形態での学園祭だからこそ、新しい形で得られる成果がたくさんありました。遠隔でのコラボレーション、動画編集の工夫、著作権などに対する考え方・・・等々。世界各地からのアクセス、延べ600人近い皆様の審査、そのオンライン集計など、オンラインならではの学園性の成果、さらに、審査ルーブリックでの客観的審査や、ルーブリックを使った自身の振り返りによる批判的思考力の育成なども説明しました。

お母様方には、きっとご家庭でのお子さんの話と学校でのこうした教育の実践とが重なって、ご理解いただけたことと思います。

コロナ禍の中で、これからの教育が全て今まで通りというわけにはまいりません。西遠は、新しい手法を一つ一つ身につけながら、情報の表層に踊らされることなく、骨太の教育を実践していきたいと考えています。

60分を少々オーバーしての駆け足の講演会となってしまいましたが(実はスライドが100枚超ありました!)、ご参加の皆様、本当にご清聴ありがとうございました。

《おまけの写真》講演会のオオバの机上はこんな感じでした。大きなストップウォッチ、講演には必須アイテムなのです。