西遠の読書プログラム

今週、西遠では「朝の読書週間」として、8:10~8:25の15分間、全学年、教室で生徒と先生が読書をしています。校舎を歩いても、物音ひとつ聞こえない、読書に集中する様子が伝わってくる朝の15分間です。皆どんな本に出会っているのでしょう?

読書に関連したプログラムを一つご紹介します。中学3年生は、現在「ビブリオバトル」に挑戦しています。ビブリオバトルでは、一人一冊、みんなに本を紹介します。そのプレゼンテーションを聞き、どの本を一番読みたくなったか、最後にみんなが投票し、第1位の本「チャンプ本」が決まる、というのが「ビブリオバトル」です。誰が優勝というのではなく、あくまで一番読みたくなった本が決まる、というものです。

先週の土曜には、5,6人のグループにわかれて、この「ビブリオバトル」が行われました。グループごとのチャンプ本が決まります。

お気に入りの本を紹介するとあって、3年生はみんな熱弁を奮っていました。原稿を読むのではなく、目の前の友人に訴えるコミュニケーション力が花開いたのを感じました。

今週の土曜には、グループのチャンプ本が集まってクラスでビブリオバトルを行い、今度はクラスのチャンプ本が決定するそうです。どの本が選ばれるのか、楽しみです。

私も、今日は本をご紹介します。出版を楽しみにしていた本が、昨夜我が家に届きました。

「暦生活」さんが作った「365日にっぽんのいろ図鑑」です。12月16日発行!(予約しておいたので、発行日に届きました!)

365色の日本の色の名前を見ながら、ページをめくっています。表紙には「写真で楽しむ伝統色の名前と由来」とありますが、きれいな写真を見ると、日本の生活の中にある色の奥深さを感じて感激し、文章を読むと、その色の成り立ちを知ってまた納得するという、とても味わい深い本! 本日12月17日は、写真右の赤白橡(あかしろつるばみ)という美しい色。色の名前も美しいですね。古代から使われてきた色で、上皇が使うようになり禁色になったのだそうです。色の歴史、日本文化や自然の色など、ゆったりと味わうことができる一冊です。

皆さんも自分の誕生日の色が気になりませんか? ちなみに、オオバの誕生日の色は、樺色(かばいろ)でした。樺桜(かばざくら)の樹皮の色だそうで、とても明るい茶色です。

色の名前、この本でたくさん覚えたいと思います。