10代、還暦教員に愛を贈る

12月12日の講堂朝会で「還暦教員」の一人としてお話をしました。(正確には還暦は来年2月なんですけどね…。) その感想を生徒の皆さんが書いてくれました。隆夫先生と読んでいます。「還暦おめでとうございます」をはじめとして、いろんなコメントがあって、温かくてかわいくて、ついつい微笑んでしまう感想が多くありました。生徒の皆さん、優しさあふれるコメント、ありがとうございます。

そんな愛にあふれる感想を、いくつかテーマごとにご紹介したいと思います。

1.興味や関心、「好き」にこだわる

  • 今日の講堂朝会を通して、学生の今は自分の将来に大きく影響するということが分かりました。今の趣味や好きなことが、将来自分の役に立ったり、仕事になったり、とても関わりが深いと思いました。私も小学生の時に好きな歴史の本があり、その本の内容が社会の授業に出てきて、とても社会の授業が楽しかったという経験があるので、いろいろなことに興味を持つことが大切だと思いました。いろいろなことに挑戦して、興味を持って知識をつけていくなどしていきたいと思いました。(中学1年)
  • 先生が大河ドラマが勉強につながったように、私もある漫画・アニメのおかげで勉強が楽しくなるということがありました。漫画やアニメに対する「好き」という気持ちが勉強にも伝わり、自分の知識を豊かにしていけるということはとても素晴らしいことなのだということを改めて感じました。(中学2年)
  • 私は大河ドラマにはあまり興味がなく、ほとんど見ていません。しかし、歴史上の人物をドラマとして見て知ることができると知り、歴史が苦手な私ですが、だからこそ大河ドラマを見るようにして覚えられたらいいなと思いました。私が昔から続けていることはピアノぐらいしか思いつきませんが、これから未来に向かって続けていけるものを作っていって、それが何か困ったときに自分を助けてくれるかもしれないと考えると、今まで自分が経験したり知ったことは心の中に貯めて大切に残しておきたいと思いました。(中学3年)
  • 校長先生と隆夫先生のお話で共通していたことは、人生の楽しみを持っていらっしゃるということです。それは短期的なものではなく、長期にわたってのものだと思います。年を重ねることで、その楽しみがまた別の角度から見えるようになったりするのは、楽しみの中にある楽しみだと思いました。(高校2年)

2.西遠で育む友情

  • 西遠に入って、小学生の時とは違う友達がたくさんできました。時にはけんかや言い合いをすることもありました。小学生だったら、謝って終わっていたと思います。ですが、中学生になってからは、けんかしたからこそ、よりその友のことを知れたなと思いました。いろいろな個性豊かな友だちに遭えたなと心から思います。西遠ではいろいろな行事があり、それを6年間同じメンバーでやっていくからこそ、人生の中で一生の友になるのかなと思いました。(中学2年)
  • 私はまだ友だちとの大きな衝突はありませんが、これからは音楽コンクールやHR展などの行事や部活の中で、仲間とのけんかや言い合いはあるだろうと思います。その時にはもちろん心敗退し、もう元に戻れないかもしれないと心配になるかもしれません。もし、そのようなことがあったら、私は絶対にけんかの相手の悪口を周りに言ったりはしないと心に決めています。自分の心と会話して、自分にも悪いところがあったのではないかと、しっかり考え、相手と仲直りをしたいと思います。(中学2年)
  • 伯母は西遠の卒業生で、西遠で作った友だちがたくさんいます。西遠で作った友だちは一生の友だちになるよ、と伯母からも言われたことがあるので、私も伯母のように、西遠で友だちをできるだけたくさん作って、西遠を卒業してからも話したり会ったりできるような友だちになっていけるようにしたいです。西遠での出会いを大切に一日一日を過ごして、西遠で作った友だちとの仲を深めていけるようにしたいです。(中学3年)
  • 友情はやはり大切にするべきだと思います。校長先生の言うとおり、中学高校でたくさん喧嘩をしたり笑ったり泣いたり、それが絆を深め、一生の友となるんだと思いました。中高6年間の仲を大切にし、いい関係を築けるようになりたいと思いました。(高校2年)
  • 西遠で過ごしてきた6年間はとても貴重で、部活で言い合いした時や喧嘩して口をきかなくなることもたくさんあったけど、校長先生のお話を聞いて、西遠でできた友人はかけがえのない存在になるんだなと改めて気づくことができました。卒業まで30日を切ってしまったけれど、みんな受験が成功して卒業式が迎えられるように全力でサポートしていきたいです。(高校3年)
  • 中学1年生の頃から「西遠でできた友だちは一生の友だちだよ」と聞いていたので、今も、これからも友達を大切にしていかなければならないなと思いました。特に、私はダンス部に所属していたので、友だちの大切さには何度も気づかされました。作品を創るには、決して一人ではできない、友だちがいるからこそ良い作品を創ることができるのだと、改めて感じました。部活をやっていくうえで、たくさんの衝突があったからこそ、一生の友だちと言える友情関係をつくることができたと思います。西遠でできた友だちとは、あと少しで離ればなれになってしまうので、残りの西遠生活では友だちと過ごす時間を大切にしたいと思います。(高校3年)

3.「還暦」という名の遠い未来

  • 先生のお話を聞いて、たくさんの重要で大切で、これからも心に残しておくべきことを学びました。先生が私たちにより良い人生を創ることができるように、分かりやすく私たちの心に響くようなお話をしてくださったことに対し、私はありがたく感じました。私自身が還暦を迎えた時に「今までの人生がとても良いものになってよかった」と思えるように、これからの生活を大切にしていきたいと思いました。(中学1年)
  • 私はまだ学生で、先生方とは40歳以上の差があって、その差を比べたら私はまだ世の中を知らないけれど、 今の友だちとの関係を大事にし、 好きなものを追ったり新しく見つけたりなどして、自分に合う仕事も一緒に見つけて、楽しく生きていきたいと思いました。(高校1年)
  • 私は60歳の姿が今は全く想像できないけれど、還暦まで仕事をやるというのは決めているので、それまでは元気でいたいです。44年後は全然先だけど、いろんなことが起こって、濃い人生にできるように、自分がなりたい仕事ができるように、今から勉強を頑張っていこうと思いました。(高校2年生)

4.ささやかなリクエスト、いただきました!

  • 今日、校長先生が今年で60歳になるということを知りました。もっと若いと思っていました。50代前半だと思っていたので、本当に驚きました。還暦は十二支が5回回ってくることだとは知っていました。考えてみれば、12×5=60だと気がつきました。今は「赤いちゃんちゃんこ」を着ない人が多いそうで、驚きました、校長先生にも着てほしいと思いました。お誕生日にちゃんちゃんこを着て正門に立っていてほしいと思いました。(中学3年)

いやあ、若く見えてて嬉しいやら恥ずかしいやら。今年じゃなくて来年なんですけどね(笑)。それにしても、誕生日に赤いちゃんちゃんこを着て正門に立つのはいくらなんでも恥ずかしいなあ、と思って来年のカレンダーを見たら、私の60歳の誕生日は日曜でした~! おうちで静かに過ごしまーす。( 59歳の誕生日はインフルエンザで迎えたので、60歳はまず元気で迎えないと。 )

以上、「還暦教員の講堂朝会」への生徒の皆さんの愛溢れる感想集(載せきれなかった感想、まだたくさんあります)をお届けしました。2020年の年の瀬もいよいよ押し迫ってきましたね。西遠は明後日24日が授業納めです。