今日は、2020年最後の「全校朝礼」でした。100周年グラウンドに向かった私の目に飛び込んできたのは、青空に吸い込まれそうな生徒たちの整列姿。人も建物も皆一枚の風景になっていました。
今日は、各種感想文・作文コンクールの入賞者の「大会報告」がありました。今年は、文章を書くことで自己表現を上達させた生徒がたくさんいました。各種コンクールでの入賞・入選、おめでとう!
生徒会による「美化コンテスト」の上位クラス表彰もありました。1位は高校生をおさえて、中学3年菊組が獲得! 3菊、読書量や教室整備で、今伸びてます!
今日のメインは、1年間姉妹ピア活動で姉妹リーダーを務めた高校3年生のスピーチでした。40人いる姉妹リーダーの代表として登壇した山田さん、冒頭で「私は前に立って人前で話すことは苦手でした」と振り返りました。
そんな苦手意識を持っていた彼女が、リーダーとして六学年のグループをまとめた1年間。コロナ禍による様々な制約に苦慮しながらも、班員にどんな声掛けをして、掃除や昼食会でどんな気配りをしたのか、小さな積み重ねを振り返る姿は、実に堂々としたものでした。11月末のロング・ディスタンス・ウォークを最後にリーダーを高校2年生に譲り、今はサポート役に回ってくれている高3生たちの温かさを、今日全ての下級生が感じたのではないでしょうか。
高校3年生がこうして全校にスピーチをするとき、先生方は6年間の軌跡を思い浮かべ、その成長ぶりを実感し、感慨無量になるのです。まさしく今日がそうでした。
昨日のブログの高3生の感想のように、彼女たちは卒業までの日数を数え、残り少ない学園生活を愛おしんでいます。そこには、下級生たちへの思いやりあふれる言動もあって、明日はそんな彼女たちの思いも、「授業納めの式」で少し紹介できたらと思っています。