皆様、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
大みそかには、コロナの新規感染者が全国で4000人を超え、東京都でも1000人を大きく上回る衝撃的な数字が発表されました。年を越すめでたさよりも、このままでは日本はどうなってしまうのだろうという不安が大きかった年越しではなかったでしょうか。
そんなざわざわした気持ちで元旦を迎えましたが、皆様からのお年賀状のあたたかい言葉や前向きな言葉に励まされ、外に出れば、空の青さや雲の白さ、そして木々の緑に清廉な空気を感じることができました。
現実をしっかりととらえて危機感を共有することと共に、身近な美を愛でる美しい心を保っていくことも大切なことですね。
毎年良い香りを漂わせているスイセンや、幼い頃から私のままごと遊びにも協力してくれたマンリョウの赤い実。巡り来た新年という季節に、こうした身近な草木の美しさこそ大切にしていかなくてはと思いました。
今年のお正月は、 医療関係者の皆様方など、 ゆっくりお休みもとらず感染拡大防止のために粉骨砕身しておられる方がたくさんいらっしゃいます。西遠の卒業生の方々の中にも、保護者の方の中にも、そうした方が大勢いらっしゃいます。そのことを決して忘れず、感謝の思いを強く持ちたいと思います。そして、専門家の方々の鳴らす警鐘に真摯に耳を傾け、感染防止のためにも、静かなお正月を過ごしたいものです。
どうぞ皆様方にとって、2021年が良い一年となりますように、心よりお祈り申し上げます。